昨日は、一日がかりで、株式会社の役員会、株主総会だった。
湖山Gの3本の柱は、医療法人、社会福祉法人、株式会社。
株式会社は、10年前から、上場を目指し、拡大と成長を着実に果たして来た。
上場すれば、公益法人並みになれる。
資金調達も桁が違う。
何よりも、職員に対して、世間の見る眼が違う。
より、採用も拡大する。
だが、世間の経済状況が変わって来た。
コロナの影響もあるが、実は、老人ホーム事業そのものが、厳しくなって来た。
介護保険の財政拡大は、必ず、介護保険の抑制につながる。
医療保険財政抑制政策と同様の道を進む。
不動産、建築、保険、流通など、大企業の殆どが、老人ホーム事業に参入している。
金と土地と、社員が余っているのだ。
30年前の不動産リゾートバブルの時代に似ている。
株の高騰も、悪夢の再燃で、不安でならない。
元々、上場を目指しても、殆ど株は自分が持っている。
上場後、株をマーケットで売って、売却益を得ても、その資金は社会福祉法人か、財団に寄付するつもりでいた。
ヤマト宅急便の小倉会長をロータリーで長らく拝見していて、それに倣おうと思った。
小倉さんは、自分の上場株を売って、50億円相当を寄付して、ヤマト福祉財団法人を設立した。
障害者が5万円以上の給与を貰える、焼きたてパン屋を展開した。
老舗のアンデルセンから技術指導を受けて。
古い授産所に近代的経営手法を持ち込んだ。
私も、そのパン屋から、クリスマスケーキを毎年買っていた時代がある。
でも、最近業界のリーダー企業が、続けて、会社をファンドに買ってもらい、上場を廃止した。
その会社は業績が悪いわけではない。
オーナーの相続対策かもしれないし、イーロン・マスクみたいに、次の事業を目指しているのかもしれない。
上場させて、高値で持ち株を売って引退するのを、ゴールデンパラシュートと言う。
私のゴールデンパラシュートは、良い病院、老人ホームで人生を過ごすことだ。
その行き先はもう既にあるので、老後の心配は今の所あまりない。
上場するには、毎年、1億円からの維持経費がかかる。
湖山の会社は、まだ、それほどの規模ではない。
将来上場するかもしれないが、今はその道にこだわらない。
上場を目指さない経営を、サントリーを目指すと言う経営者もいたが。
兎に角、創業者オーナーとして、その経営方針を正式に発表した。
コロナ社会の影響は、後5年は続くと思う。
今は、背伸びした成長を求めず、身の丈にあった、着実で余裕のある経営を第一としたい。
ヤマト宅急便の社是は、「安全第一、営業第二」
職員の生活、職員の人生にとって「安全第一」の経営を目指す。
経営者として、終身その責任を果たす。
その代わり、職員には、私の老後の介護は、責任を持って面倒をみて頂きたい。
それくらいの、甘えと期待は許して欲しい。
本日湖山職員のPCR陽性者0
御苦労様です。感謝致します。
今朝のパルスオキシメータ 96
湖山G代表 湖山泰成
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【解説】
解説に関しましては以下URLをご参照いただければ幸いです。