【銀座湖山日記/2月15日】W対策会議

【銀座湖山日記/2月15日】W対策会議

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今は、朝・晩2回コロナ対策会議がオンラインで行われている。
土日祭日関わりなく。
私が対策本部長だが、経験のある幹部が副本部長で細かく指示している。
手術の手技のように細緻にいたる。
目に見えぬ感染症を防ぐ為には、見えぬ所にまで、想像力がいる。
全ては、感染者が一人も増えないという結果が証明する。
これで、大丈夫という限界はない。
病院介護施設は、ノロ、インフルエンザ、O−157など過去も感染症と戦って来た。
コロナは見えづらいので、まるで、介護テロだ。
消毒、清掃の徹底は当たり前だが、ガウンテクニックの指導が毎日のように言われている。
そして、対策会議には、医師が必ず参加している。
昨日も、新たな陽性者が出た施設の報告があり、本部長の私は、全利用者と全職員のコロナ検査を至急に提案した。
参加の医師から、明日自分が行きましょう、と言ってもらえた。
迅速、最速、最適に自ら実行実践。
1週間遅れれば、施設クラスターになる。
水際作戦とは、日々戦闘という意味。
土日もない。
この会議に参加している幹部は、365日休みがない。
私は、自宅からのzoom利用だから楽だが、現場担当者はそうは行かない。
所詮、私は、後方事務責任者である。
お金で済むことをその場で決済し、実行を即す事しか役に立たない。
100人からの即時検査は、何百万円とかかる。
青天井で、検査をする。資金投入をする。
保健所の検査を待っていられない。
法人の自費で行う。
そうして、対策の本気度を見せる。
パラスオキシメーターが既にに幾十と届けられていたのも、嬉しい。
迅速。
まだ、数十台予備がある。
早い者勝ちですから、危ないと感じたら、早めに要請して欲しい。
マスク、防護服、パルスオキシメータ、次は、検査キット。
私の担当は備品と資金。兵站である。
昨日から、もう一つ、オンライン会議が始まった。
地震による、災害対策本部である。
福島の法人が始めた。
3・11地震以来、福島は、危機感が高い。
施設からの被害報告も早い。
会議も福島幹部の指揮で既にに始まっており、私は、慌てて中途から参加した。
ヘリコプターで行かずとも、ネット参加した。
緊迫感が伝わってくる。
建物の損害状況の写真が、既にメール送信されている。
被害施設自から、状況報告を発信せよ。
震災報告ルール第1。
1週間以内に、もう1度地震があるかもしれない。
広域大震災だと、電話もネットも繋がらない。
そうなっても、誰がどう行動するかは、予測がつく。
互いに、信頼がある。
不幸な事かもしれないけれど、災害救援の経験から、チーム湖山は生まれた。
それまでは、個々の病院施設の独立独歩で十分と考えていた。
全国募集広告は、採用経費の節減から始まった。
今は、同期の仲間を案じて、皆が自主的に動く。
湖山は、ボランティアの集合体だと思う。
創業者も今は、応援団長。
ネット環境が地震で切断されても、道路が切断されるかもしれない。
その朝も、私は、この応援メールを書く。
生きている限り。

本日の職員新規PCR陽性者0。
御苦労様です。感謝致します。

今朝のパルスオキシメータ 97
湖山G代表  湖山 泰成

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解説

解説に関しましては以下URLをご参照いただければ幸いです。

http://koyama-cn.com/?p=17442?cat=11