クリスマス、大晦日、正月、成人式、卒業式。
どれも、一人食堂でテレビを観る。
なし崩しに、月日だけが流れて行く。
人生の節目をどう記憶に残していくのか。
幼児はテレビでは記憶しないそうだ。
親に抱かれ、お友達と手を繋いで、初めて人生の成長の記憶になる。
湖山には東京に保育園がある。
もう、年長組の卒園準備。
その園児には、卒業記念個人アルバムが贈られる。
先生の愛情と思い出のこもった労作。
入園時の赤ん坊のような頃から、卒園までの、保育園での元気な笑顔が集められている。
園児達の日々の元気な様子の写真ばかり。
先生から、ご両親からの手紙。
そして、自分の将来の夢。
スケート選手になりたいとか、何でもやってみたいとか書かれている。
そして、表紙は、自分で描いた自分の顔。自画像。
やっと、自我、自意識が芽生える頃。
みんな、お目目が大きい。勿論、可愛いい。
当人が大人になって手に取る時の表情が目に浮かぶ。
素晴らしい、人生の思い出。
本人にも、親にも、先生にも。
残念だが、私の幼稚園の時代には、このようなアルバムはなかった。
この、素晴らしい、人生最初の自画像の絵を、ポスターサイズの写真に拡大印刷する事にした。
隣の特養ホームのホールで展示会をして、ご両親に差し上げる。
人生の節目には、何かしらの記念を残したい。
理事長がプレゼントできるのは、メロンだけではない事を知ってもらいたい。
自宅の倉庫の整理をしていたら、父の肖像画が出てきた。
友人の画家が描いてくれたのだろう。
若い。髪も黒々。
裏の年代を見ると、55歳の時のだ。
私は、もうその年を10年も超えた。
そろそろ、私も万一の時の為に、写真を選んでおこうとは考えていた。
肖像画を描いてもらうのも、恥ずかしくない歳になったのかも知れない。
私の卒園の写真集は、何時になるのだろうか。
本日湖山の新規PCR検査陽性者0。
御苦労様です。感謝致します。
今朝のパルスオキシメータ 96
湖山G代表 湖山泰成
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【解説】
解説に関しましては以下URLをご参照いただければ幸いです。