【銀座湖山日記/1月29日】社会広告

【銀座湖山日記/1月29日】社会広告

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今朝の新聞には、見開き2ページの大広告が出稿されている。
ご覧あれ。
テーマは、「新しい時代の医療体制構築のために vol.1 医療現場の支援 心をひとつに」
西村大臣のコメントがある。
「政府は、医療従事者の処遇改善のため、一人当たり最大20万円の慰労金を給付、コロナ関連の診療報酬を3〜5倍に大幅に引き上げました。」
大変ありがたい事だ。
でも、介護も同様の状態。
医療介護は共助。
是非とも、医療のみならず、介護にも同様の現場の支援をしてほしい。
医療が持ち堪えても、介護が崩壊したら、反動で、医療も同様になるでしょう。
医療介護ドミノ崩壊です。
先週末に観たテレビドキュメンタリーの題名は、「医療介護同時崩壊」
重度対応の特養ホームは医療のない療養病床と見る。
スポンサーには、大企業の名前が連なる。
シリーズ広告だのようだから、次回は、国交大臣の挨拶による、住宅関連事業者がスポンサーの、高齢者住宅支援だろうか。
医療介護施設は、飲食業のように、簡単に休業できない。
コロナの期間、しばらく休業して、後にサービス復活は現実的ではない。
休業は廃業となり、巨大な借金を残して倒産になる。
経営者が、破産して責任をとっても、病院、老人ホームが残るなら良い。
スタッフが離散して、サービス復活は困難だろう。
金物人。どれが欠けても成り立たない。
病院、特養ホームが倒産しても、医師、看護師、介護福祉士が在宅サービスをすれば良いと考えているのだろうか。
在宅も死屍累々の修羅場になる。
看取りだけが、医療の仕事になる。
湖山Gは、38年間をかけて、高齢者医療介護の全てを担って来た。
でも、未だ、ホスピスだけは、手がけていない。
このままだと、高齢者医療介護施設は、多くが、高齢者ホスピスになってしまう。
もう、既に国は、特養ホームは高齢者をなるべく病院に送らず、施設内で留めて欲しいと言っている。
病院に、出したくて出しているのではない。
病院に送らないと、生きていけないから。
施設では維持できないから。
私達は、泣く泣く病院に送っているのだ。
病院で亡くなるとしても、最後の見取りに関わりたいと、最期の瞬間に立ち合いと思うのは、家族だけではない。
長期間介護で、一緒に生きて来た、介護スタッフも同じだ。
その気持ち、悲しさは、家族と一緒だ。
時には家族以上だ。

湖山Gは、毎年テレビCMを全国放送している。
医療介護従事者の支援がテーマ。
今年は自粛した。
でも、もしかしたら、このような社会広告に参加するべきなのかもしれない。
でも、その予算は、現場に投入すべきだ。
現場が、湖山の世界の全てだから。

湖山職員に本日PCR検査陽性0
御苦労様です。感謝致します。

今朝の体温 35.9度
湖山G代表 湖山泰成

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解説

解説に関しましては以下URLをご参照いただければ幸いです。

http://koyama-cn.com/?p=17279?cat=11