作家、画家、音楽家、アーティストの伝記映画は必見。
近年、芸術家を主人公とする映画が増えた。
つまり、観たい人が大勢いると言う事。
かく言う小生も、芸術家の人生、生活に関心がある。
作品と生身の人間との落差。
ゴッホやベートーベンのように、貧困、病気で苦しんで当たり前。
天才的な才能の上に、成功して幸せな人生など許せないと、思われるらしい。
凡人の嫉妬はわからぬでもないが。
私達は千円札で、美術館、映画館、コンサートホールに入れる。
そして、作家が人生を掛けて創作した作品を鑑賞できる。
私は、純粋な鑑賞者である事に感謝している。
過去の交際経験から、成功した、生身の作家、芸術家には近づかないほうが賢明と知っている。
小説も映画も、絵画も、なるべく作品のみを通して魂の交流を図る。
西洋絵画は、宗教史歴史を知らないと本当の理解ができないので、
「絵画は観るものではなく、読むもの」
として、読書に励む。
ファッションは、見ればわかる。
流行して、社会に世相にあふれていた。
自分も買って着ていた、持っていた。
今年、カルダンの伝記映画を観た。
カリスマデザイナーの映画を観るのは、その時代の歴史、思い出を辿る旅。
伝統美よりポップ調。
シンプルなカット、派手でカラフル、多量生産しやすい。
コップから、財布、なんでも、デザインした。
誰も、芸術家とは思っていなかった。
あらゆる、工業デザインの集合ブランド。
大勢のデザイナーの集合ブランドだと思われても仕方がない位、節操がなかった。
どれも、大衆消費財で、安物。
お歳暮の贈答用か、使い捨て。
日本中の家庭に、カルダンのコップと財布があったのではないか。
映画では、その時代の、宇宙服みたいな、漫画みたいな服が満載。
今に残る作品はない。
でも、それだけ、その時代の流行そのもの。
その時代のみ輝いていた。
消えて行った流行を思い出すのも、人生の楽しみ。
今年の流行に関心がない人生になってしまったのは、寂しくもあるが。
ピエール・カルダン 享年 98歳 合掌
今日迄湖山職員にコロナ15人。
御苦労様です。感謝致します。
湖山G代表 湖山泰成
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【解説】
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