【銀座湖山日記/12月23日】相談員勉強会「緊急時のリスクマネジメント」

【銀座湖山日記/12月23日】相談員勉強会「緊急時のリスクマネジメント」

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湖山Gの顧問弁護士外岡先生の講演会。
何時も、開始5分前に皆さんにご挨拶します。
私の講演時間はとってありませんので、いつも、直前に乱入します。
セミナー10分前からお揃いの皆さんの時間がもったいないと思うからです。
オンラインセミナーとなって、より大勢の相談員、ケアマネージャーが集まれるようになりました。
相談業務、特に医師や家族との相談がオンラインになって便利になったと思います。
外岡先生は今のように、おかげさま事務所開設や、多数の著書で、マスコミで有名になる前にお会いしました。
初回のその場で、顧問に就任をお願いしました。
最初は、母子支援施設に、和風演芸マジックを披露に、ボランティアでいらしたのです。
それも、傘の上から幾度も玉が落ちてくるくらい、あまり上手くない。
なるほど、大学のクラブ活動で勉強したとか。
でも、介護専門の事務所を開設し、介護専門弁護士なのだと。
私は、直ぐに顧問をお願いしました。
そんな奇特な弁護士は経済的に貧窮してしまう。
辞めないように、繁盛するように、業界で有名になって欲しい。
本当にそう考えました。
そんな失礼な心配は必要なかったのですが、その後、ずっとグループ全体の介護の問題の弁護士でいてくださいました。
訴訟対応より、現場の介護のメンターのようであったと思います。
でも、社会から介護を変える。
社会に正しく介護を理解してもらう。
訴訟より、家族に介護を理解してもらう。
そういうお考えと社会活動をなさっています。
最近では、認知症患者が鉄道事故を起こした場合の損害賠償訴訟について、一緒に勉強会を開催し、報告書を厚生労働大臣迄お届けした事がありました。
樋口恵子先生や、弁護士堀田勉先生と定例勉強会を続けました。
介護業界で働く私達を守らなくてはいけないとのお気持ちのある先生だと信じています。
さておき、私がスタッフに話した事は。
今は、まさにコロナ緊急体制。
そして、これは、何年も続く。アフターコロナは何年も先になるでしょう。
船の役職で言えば、相談員はパイロット、水先案内人です。
地域で、湖山の船が座礁しないように、海図と天候を把握します。
艦長との信頼関係がなくてはなりません。
今は、まず、皆さんとご家族と仲間の命と健康が第一です。
そうでなければ、患者、ご利用者、乗船者の安全は守れません。
今は、地震災害時と同じです。緊急非常時です。
デイ、ショートが危険であれば、利用抑制も仕方ありません。
でも、逆に他の病院施設が受け入れられなくなった時、私達が受け入れなければならない時があります。
その時は、皆さんの判断に任せます。
やりたい事、やれる事はやりましょう。
入所判定も、ケアプランも必要ありません。
災害救助と同じです。
東日本大地震の時と同じです。
費用請求をしなければ良いのです。
きっと、後付けでも行政は認めてくれるでしょう。
法的手続きを省略して、医療介護サービスを提供する事、施設を提供する事はいけないと考える頭の固い人がたまにいます。
それは間違いです。
そういう人は湖山の理想理念責任を理解していない人です。
リスクはあります。限界はあります。
必要ならば、毎月、コロナ検査を実施します。
あらゆる薬剤、検査、機器を導入します。
法人の財産、施設の利益はその為にあるのです。
理事長決済として、事前に幹部役員に命じてあります。
ためらう事なく、即実施してください。
来年の3月が危ないと、個人的には心配しています。
病院が容量一杯となり、介護施設もクラスターの後の医療の支援体制が止まります。
そんな、最悪なシナリオとならぬようないように祈る毎日です。
でも、その時の対応は、日々、幹部と相談しています。
私も皆さんに励まされながら、24時間365日体制をとっています。
私は、皆さんと同じ船の乗組員です。
全乗船者の命の責任者です。
書類審査よりも、具体的な人命救済です。
でも、1番は職員の命です。

忘れないでください。

今日迄湖山のコロナ感染12人。
御苦労様です。感謝致します。

湖山G代表 湖山泰成

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解説

解説に関しましては以下URLをご参照いただければ幸いです。

http://koyama-cn.com/?p=16446?cat=11