大学の3年生ゼミでの質問。
人材の確保の難しい、福祉・介護を世の中に定着させていくには、どのような動きが1番重要なのでしょうか。
私の答え。
業種に関わらず、人が安定して働き続ける為には、3つの条件が必要です。
1。普通に、暮らしていけるだけの給料。
医療保険、介護保険で、収入は決まっています。
高くはありませんが、収入は他業種より、安定しています。
ただ、財政難により、収入単価は削られつつあります。
今は低金利ですが、昔のように金利が上がれば、施設は赤字に転落するでしょう。
賞与はなくなる業界になります。
今年は、大学病院の賞与がカットになりました。
2。やりがいのある、誇りのある仕事。
福祉・介護は、教育・行政と同様に、社会性の高い仕事です。
職種、資格に関わらず、チームケアとしての研修、理念教育をします。
3。家族、友人、社会に評価されること。
立派な仕事をしていると、認められ、尊敬される事です。
人の命を救う、守る、幸せにしている尊い仕事だと尊敬される事です。
コロナで、世界中で、エッセンシャルワーカーと呼ばれるようになりました。
地味であっても、人の命を守り、生活を支えている大変さを社会、国民に理解してもらえなければ、私達は、この仕事を継続していられなくなります。
燃え尽き、疲弊し、病気になり、心が折れてしまう。
そうして、リタイアする人が増えています。
社会の支えは、認めて、感謝する事です。
福祉・介護は国民の権利だと主張する人も多いですが、それを提供している人は、同じ人間です。
生活もあります。家族もいます。
国家行政の国民への義務だとしても、具体的には、同じ国民が職業として、提供しています。
コロナで、医療崩壊が心配されています。
報道もされるようになりました。
医療が崩壊すれば、介護もドミノ崩壊すると思います。
今日迄湖山にコロナ8人
御苦労様です。感謝致します。
湖山G代表 湖山泰成
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【解説】
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