【銀座湖山日記/11月29日】生涯学習生涯雇用

【銀座湖山日記/11月29日】生涯学習生涯雇用

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銀行などの大企業は、新卒は入職3ヶ月は完全に研修期間。
今でもそうだと思う。
2年は、OJTリーダーが、マンツーマンで付いて、一人一人育てる。
会社は定年迄働いてくれなければ、元は取れない。
大企業サラーマンは、英語、経理、宅建等、資格を取らないと、昇格できない。
生涯勉強して資格を取得する。
医療の世界は、医師、看護師の資格を取ってから、本格的勉強。
生涯、学会、専門資格取得。
医師会、病院会、看護師協会、栄養士協会、等々に入会してセミナーに参加する。
あらゆる、国家資格は、取得して終わりではなく、取得してから本格的勉強が始まる。
医療は科学。進歩する。
新しい、薬、検査、機器、毎年学び、使いこなさなければならない。
事務も、2年毎の医療保険改正に合わせて、請求を変える。
個人でも、多大な時間と費用をかけて、学ぶ。
法人も、多大な時間と費用をかけて、教育する。
それが当たり前だと思っていたら、介護の世界はそうではなかった。
2級ヘルパーや、介護福祉士の資格を取得したら、もう、それで上がり。
能力は充分のはず、すぐ戦力になって当たり前。
そう考える、経営者ばかりだった。
確かに、教育も人件費コストである事は間違いない。
ホテル、飲食、マンション、不動産業界からの参入が多かったから、わからなくもないが。
元気で自立したお年およりの住宅サービスで済む範囲ならそれでも良いのだろうが。
寝たきり、認知症も含む重介護の時代になると、それでは済まない。
命がかかっている。
病院に近い医療知見が必要。
病院から生まれた介護施設としてスタートした湖山G。
看取りを、当たり前の事としている病院と一緒に研修する、介護施設。
湖山Gの介護は、住宅サービスに介護を付けた会社のあり方とは、違っていた。
現在の介護施設に要求されている内容は、病院と変わらない。
日々の薬の管理。
認知症、寝たきり、褥瘡、骨折、誤飲、食事管理。
長生き出来るようになった分、医療依存度は増える。
医療介護一体サービスとは、スタッフの相互交流教育しかないと思うのだが。
実際は、その余裕も、職員の理解も十分ではない。
生涯働ける人は、生涯新しい知識を学ぶ人。
生涯学び続ける人しか、進歩競争の激しい未来では、働き続ける事は難しくなる。
湖山は、職員教育には、手間も予算も惜しまない。
でも、同様の志を持たない人には、役に立たない。
全職員の意識改革、意欲向上が求められる。
年長であるだけで、管理職になった人もいるだろう。
本人も難儀しているだろうが、その管理職の部下はもっと難儀している。
管理職が、学ぼうとするかしないかは、部下に対する、愛情と責任感の差だ。
上を見ずとも、部下をしっかりと面倒みてほしい。
愛情と責任感を持って。
アジアからの技能実習生が1年終了した。
本人達は、更に延長を望んでいる。
嬉しい事だ。有難い事だ。
全員、湖山G内の教育システム、コヤマカレッジに入学させる。
数年かけて、必ず、介護福祉士を取得してもらう。
そこまで、責任を持って教育する。
講師担当の湖山Gの幹部も、その責任と愛情に溢れている。
そう出来る湖山Gを誇りに思う。
技能実習生はまだ、1年生。
彼らは、生涯学ぶ。私達と一緒に。

今日迄湖山職員にコロナ7人
御苦労様です 感謝致します

湖山G代表 湖山泰成

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解説

解説に関しましては以下URLをご参照いただければ幸いです。

http://koyama-cn.com/?p=15885?cat=11