30年前の頃。
通産省のICカード研究会に呼ばれた。
大学の工学部教授が主催だが、バックは、お国の政策。
ICカードの機能利用性を社会的に高めたい、とのお達し。
その後の、国民背番号制、マイカードに繋がる。
医療事業者として業界での事業可能性についてご意見を賜りたい。
と言う、趣旨だった。
カードにICチップをいくらでも埋め込める。
かなりの個人情報を生涯記録できる。
健康保険証は勿論だが、自動車免許もセットに。
健康状態や、高齢を判断して、運転制限を個別にできる。
高齢、白内障等になれば、運転範囲を制限させる。
夜間は不可。
生活圏の5キロ以上は不可。
2000cc以上の大型車は不可。
オートバイは不可。
まだ、交通事故の多い時代だった。
検診データも毎年累積して一生分保存される。
どの、病院に行っても、過去のレントゲン写真から、血液データから全てを提供できる。
救急車で運ばれて、意識不明でも、健康病歴データを使える。
本人が自分のデータを事故管理するので、個人情報保護法に抵触しない。
国の健康保険組合や、医療機関が管理するのは、プライバシー保護や、法律の建前上難しい。
個人の自己管理が基本。
日本人はお国を頼りすぎではないか、との反省もあった。
日本と、アメリカの医療制度との比較がよく行われていた。
私は、制度の違いの前に、国民性、国民文化の違いが大き過ぎると主張した。
当時は、カルテは、病院の物で、患者が要求しても、開示しない医者が殆どだった。
今では、信じられないだろうが。
家族の頼みで、癌とは記載しない事もあったそうだ。
だから、がん保険の請求が却下されたとか。
医療介護は、お国の制度以前に、国民文化による。
その時からの自説となった。
全国の医療機関をクラウドで繋ぐとか、健保組合ごとにデータベースを作るとか。
そうしたら、バックアップのコンピューターを北海道に置こう。
宇宙ステーションにもデータ保存が必要とか。
私の連想は止まらず、だから、個人個人が持てば良いのだ。
1番低コストだ。
と、結論に導いた。
データシステムは、日本は不得意だ。
行政区画が狭すぎる。
医療政策も、国民の行動生活範囲と合わななっているが、再構築はできない。
令和江戸時代と私は言っている。
入りコロナ出コロナの、関所が出来るのではないか。
コロナアプリのスマートフォンを携帯していないと、電車に乗れなくなるのではないか。
県民証明書を出す県が出てくるのではないか。
そんな、馬鹿げた妄想が止まらない。
星新一のショートショートの読みすぎでしょう。
今日迄湖山職員にコロナ5人
御苦労様です 感謝致します
湖山G代表 湖山泰成
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【解説】
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