【銀座湖山日記/11月25日】ICカードでマイカルテ

【銀座湖山日記/11月25日】ICカードでマイカルテ

220644_s
30年前の頃。
通産省のICカード研究会に呼ばれた。
大学の工学部教授が主催だが、バックは、お国の政策。
ICカードの機能利用性を社会的に高めたい、とのお達し。
その後の、国民背番号制、マイカードに繋がる。
医療事業者として業界での事業可能性についてご意見を賜りたい。
と言う、趣旨だった。
カードにICチップをいくらでも埋め込める。
かなりの個人情報を生涯記録できる。
健康保険証は勿論だが、自動車免許もセットに。
健康状態や、高齢を判断して、運転制限を個別にできる。
高齢、白内障等になれば、運転範囲を制限させる。
夜間は不可。
生活圏の5キロ以上は不可。
2000cc以上の大型車は不可。
オートバイは不可。
まだ、交通事故の多い時代だった。
検診データも毎年累積して一生分保存される。
どの、病院に行っても、過去のレントゲン写真から、血液データから全てを提供できる。
救急車で運ばれて、意識不明でも、健康病歴データを使える。
本人が自分のデータを事故管理するので、個人情報保護法に抵触しない。
国の健康保険組合や、医療機関が管理するのは、プライバシー保護や、法律の建前上難しい。
個人の自己管理が基本。
日本人はお国を頼りすぎではないか、との反省もあった。
日本と、アメリカの医療制度との比較がよく行われていた。
私は、制度の違いの前に、国民性、国民文化の違いが大き過ぎると主張した。
当時は、カルテは、病院の物で、患者が要求しても、開示しない医者が殆どだった。
今では、信じられないだろうが。
家族の頼みで、癌とは記載しない事もあったそうだ。
だから、がん保険の請求が却下されたとか。
医療介護は、お国の制度以前に、国民文化による。
その時からの自説となった。
全国の医療機関をクラウドで繋ぐとか、健保組合ごとにデータベースを作るとか。
そうしたら、バックアップのコンピューターを北海道に置こう。
宇宙ステーションにもデータ保存が必要とか。
私の連想は止まらず、だから、個人個人が持てば良いのだ。
1番低コストだ。
と、結論に導いた。
データシステムは、日本は不得意だ。
行政区画が狭すぎる。
医療政策も、国民の行動生活範囲と合わななっているが、再構築はできない。
令和江戸時代と私は言っている。
入りコロナ出コロナの、関所が出来るのではないか。
コロナアプリのスマートフォンを携帯していないと、電車に乗れなくなるのではないか。
県民証明書を出す県が出てくるのではないか。
そんな、馬鹿げた妄想が止まらない。
星新一のショートショートの読みすぎでしょう。

今日迄湖山職員にコロナ5人
御苦労様です 感謝致します

湖山G代表 湖山泰成

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

解説

解説に関しましては以下URLをご参照いただければ幸いです。

http://koyama-cn.com/?p=15793?cat=11