【銀座湖山日記/11月12日】台所に立つ母の後ろ姿

【銀座湖山日記/11月12日】台所に立つ母の後ろ姿

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2日間、全法人の事業計画を聞いて感心した。
若い幹部が頼もしくなり、しっかりした発表をしている。
自分の施設の、自分が立てた事業計画を、必ず達成するに違いない。
でも、力む事も、宣言する事も必要ない。
カメラを通して観る、君達の、なんと静かで頼もしい事か。
母を思い出した。
幼稚園の頃だと思う。
生家は、古い日本家屋で、台所は広く暗かった。
夕方、母が味噌汁を作っている。
具の野菜を包丁で切っている。
まな板に、トントントンとリズム感の良い、包丁の音が聞こえる。
寂しがりやで、母のそばを離れられない幼稚園生の泰成君。
台所のテーブルの椅子に座り、足をぶらぶらさせながら、母の後ろ姿を見ている。
包丁で、野菜を切る、母の肩がトントントンと動いている。
泰成君は、只、母の後ろ姿を見ている。
夕食が出来上がるより、ずっとその時間が続いて欲しかった。
私が、声だかに、旗を降っているわけではない。
母の後ろ姿を見つめるように、湖山の皆の仕事姿を見ている。
久しぶりに、母の夢を観たのかも、しれない。
老人のご利用者が、湖山のスタッフに、家族の姿を求める。
湖山のスタッフは、ご利用者に、寂しい思いをして欲しくないと願う。
私には、どちらの思いもよく分かる。
湖山の老人だから。
湖山の老人である事に、幸せを感じる。
ありがとう。

今日迄湖山職員にコロナ3人
御苦労様です 感謝致します

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解説

解説に関しましては以下URLをご参照いただければ幸いです。

http://koyama-cn.com/?p=15496?cat=11