【銀座湖山日記/10月18日】スパイの妻を観に行く迄

【銀座湖山日記/10月18日】スパイの妻を観に行く迄

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マスコミ、政治家が多く集まる映画を語る会がある。
そのメンバーなのだが、深夜なので、ここ数年欠席していた。
そろそろ参加したい、皆さんの映画談議を聞きたいと虫が動き出した。

今月の話題映画は、ヴェネツィア国際映画祭監督賞を受賞した「スパイの妻」
昨日の朝は、雨。しめた。映画館も空いてるに違いない。
朝8:30の会に間に合うように、新宿に行った。
会場前に、人が並んでいる。びっくり。
映画会場は、全席使用に戻り、半分が埋まっている。
やはり、黒沢監督作品を観に来た年配ばかり。
新宿朝の8時半に映画を観にくる若者はいない。
私の二十歳の頃だったら、金曜の深夜から映画仲間と新宿で朝まで飲んで、土曜の午前一番の映画館に寝に行く事は珍しくなかった。
映画を観るにも体力はいる。と言うのが、昨今の感想である。
映画だけではなく、これから上映予定の、沢山のチラシが嬉しかった。
昔はB5だったが、今はA4。
チラシと予告編だけにして置けば良かった。
本編は見ない方が良かった。
1800円、金返せ。と言う映画も多くなった。
それでも、これを観るまでは、絶対死ねないな、と言う映画が見つかる。
コロナのせいで、12月からの正月映画が、来春になり、正月が寂しい。
大晦日から正月休みは、毎日映画館三昧が習慣だったのだが。
来年は、ネットで映画となってしまう。
来年は春迄、待ち遠しい。
万が一の事があっても、化けてでも、映画館に行く。
そのくらいになって、映画ファンと言う。
夜は、テレビで、黒沢監督の特番を観た。
若い時から、俊英のイメージがあった。
年は小生と同年。今年65歳。こちらは、俊英映画御隠居を目指す。
映画界の同期、戦友。
映画監督も映画ファンも共に老いて生きる。
私の映画本の題名は決まった。
映画を観る迄、死ねない。
出版社は決まっていません。

今日迄湖山職員にコロナ1人
ご苦労様です 感謝致します

湖山G代表 湖山泰成