【銀座湖山日記/10月12日】ネットで繋がる心

【銀座湖山日記/10月12日】ネットで繋がる心

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小生が特命(匿名ではない)教授をしている大学のゼミに講師として、ネット参加した。
後期初回のゼミで、学生の答えが慎重で、緊張しているのが良くわかった。
無理もない。こちらも、勝手が違い戸惑っている。
でも、その講義感想を教授に送って貰って読んだ。
社会保障を目指す学生として、しっかりした感想だ。
特養ホームでアルバイトをしている学生。
湖山でも、アルバイトして欲しい。
医療秘書を目指している学生。
その学生には、こう伝えた。
医療の知識、秘書の技術は当たり前。
何故、医療秘書を目指すのか。
医者と患者とのコミュニケーションが仕事。
その為には、共感できる感性、思いやり、優しさ。
それが、なければ、医療秘書を目指す意味はありません。
資格もありません。
厳しい、小生の示唆を正しく受け止めてくれた学生に感激した。
こういう学生に、将来、病院の事務長や、老人ホームの施設長になれるように、育てたい。
入職してくれたら、そう育てる義務が、私達湖山にはあると思う。
1人の医師である事。
1人の看護師である事。
1人の事務員である事。
その事の次に、管理職となって、後輩を育てられる人間になって欲しい。
若者の戸惑いと、息吹きを感じる事が、代表としての、自覚と責任を培っている。
この学生の先輩が湖山の施設で働いている。
年々継承していって欲しい。
その為の責任を、幹部は私と一緒に背負っている。
子供のいない私には、子供のようにも、孫のように思える。
実際、同窓会で、孫の結婚就職の話がでるようになった。
親の看取りの話の次に。
自分の病気の話の次に。
自分の孫がいたら、湖山Gに就職させたいと思えるだろうか。
そう、思えなければ、採用する資格はない。
そう、自信が持てるだけの事をしてあげなければならない。
そう、信じている人が、湖山の施設長、理事、社長となっている。
その幹部を頼り、支えられ、信じて、日々の問題に取り組んでいる。
メールでも、ネットでも、心は伝わる。
志が同じならば。そう、信じたい。
昨日は、藤沢の特養ホームから、ネットでコンサートがあった。
普段、施設でピアノ教室を主催している先生のコンサート。
ピアノとバイオリン。4曲。30分。
最後は、ピノキオの「星に願いを」
映画を観に出かけた新宿の雑踏の中で、アイフォンのスピーカーで聞いた。
生涯、何百回聴いたかわからぬ曲だ。
音質が悪くとも、頭の中で、心の中で、勝手に鳴り響いている。
雑踏の中で、スマートフォンを握って、立ち止まって涙している老人。
新宿の若者よ。
音楽は、ライブハウスやロフトだけではないぞ。
一人で聴く人生の曲もあるのだ。

今日迄湖山G職員にコロナ1人
ご苦労様です 感謝致します

湖山G代表 湖山泰成