【銀座湖山日記/10月9日】レゴの館

【銀座湖山日記/10月9日】レゴの館

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川崎の特養ホームは、レゴ美術館です。
日本で、唯一のレゴ本社認定のプロレゴビルダー作家の壁画レゴ作品が展示されています。
若冲の有名な屏風をレゴで模写した作品です。
白い像や動物が満載の有名な屏風です。
レゴの裏は角の点になっているので、カラフルなレゴの点字絵とでも申しましょうか。
若冲以外にも、フランス印象派の名作の模写が展示されています。
レゴ絵画は芸術です。
10メートルの屏風絵が、大壁画になりました。
その、迫力、輝き、素晴らしいです。
レゴ美術館は私の発案ではありません。
施設責任者が、是非やりたいと、こだわりました。
実は、私は、最後まで反対しました。
お年寄りは、レゴに関心はなかろう。
でも、リハビリには使えるかな。
隣は、福祉施設なので、遊びに来てくれるかな。
子供向けのレゴ遊び場もロビーに設けました。
責任者の情熱に押されて、完成したのです。
開けてみたら、大成功、大人気。
初年度から、施設来館者数は日本一です。
何よりも、ご家族が、子連れで来館します。
普通、老人ホームに行く時に、小さな子供は、誰かに預けて来るでしょう。
レゴ美術館には、子供レゴランドがあります。
子供を連れて来て、安心して置いていけるのです。
隣が、市営体育館です。
親のバレーボール大会の時は、連れの子供は、レゴランドで1日遊んでいます。
デイサービスのお年寄りと、一緒に御菓子もジュースも頂けます。
勿論、無料で。
施設側での扱いは、子供ボランティアです。
日曜日の出勤のスタッフは、自分の子供を連れて来る事も可能です。
施設託児所はありません。
小学生が、お年寄りのご利用者に、お茶を配っています。
私がお茶を出すより、美味しく頂けるでしょうね。
レゴ美術館には、東大のレゴ部の作品が展示されています。
実は、作品は皆大型で、大学では保管場所に困っていたのです。
湖山の施設を、展示場として、自由にお使ください、と、提供しました。
大学講堂、名古屋駅、城など、巨大建築のモチーフが多数あります。
兎に角、実物をご覧ください。
子供のおもちゃとは言えなくなります。
建物内装全体にレゴデザインが使われています。
トイレにも、階段にも、隠しサインがあります。
探してみてください。
夏休みは、東大レゴ部のレゴ教室があります。
地元の小学生が多数集まります。
レゴをする子は、皆、賢そうです。
立体を構築するので、数学的立体空間構想力が育つのでしょう。
毎回、親御さんからの質問があります。
どうしたら、東大に入れますか。
子供の当人も言います。
レゴ部に入りたいので、東大に行きます!
嬉しいですね。楽しいですね。
老人の利用者はレゴをしません。
でも、楽しそうな子供が来てくれるだけで、嬉しそうです。
様々な美術館タイプの施設を建てています。
企画はどこの事務所を使っているのですかと、良く聞かれます。
胸を張って、答えます。
プロは必要ありません。
ここで働くスタッフの着想と、情熱です。
スタッフが、我が家を作るのですから。
湖山の文化施設はこれからも続きます。
今日も、その幹部と、改めて、川崎市役所に行きます。
新しい施設案をプレゼンします。
選定されるかどうかはわかりません。
でも、スタッフと、新しい企画を構想する時が最高に幸せです。
実際、作るのは大変です。
落選すると、ホットしたりします。
スタッフには、言えませんが。
今日は、燃えています。
雨も気になりません。

今日迄湖山職員にコロナ1人
ご苦労様です 感謝致します

湖山G代表 湖山泰成