【銀座湖山日記/10月1日】新たなる過去

【銀座湖山日記/10月1日】新たなる過去

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午前4時には、ネットで朝刊を読む。寝床で。
午前5時から、テレビニュースを聞きながら、この日記を書き始める。
何を書くかは、書き始める迄わからないし、書きながら趣旨が変わってしまうのも、何時もの事。
今日からの事、明日からの事を思案しながら、心の奥底に沈んでいく。
そこで見える風景は、明る未来ではなく、懐かしい過去。
小学生の頃、TV「タイムトンネル」が人気だった。
タイムマシンがトンネルの形状で、主人公はトンネルの先に、飛ばされて行く。
研究所のタイムマシンのスクリーンに、向こうの時代の風景が映る。
普段は思い出す事のない、過去の記憶の映像が、記憶の脳のスクリーンに映写される。
映画「市民ケーン」では、「バラの蕾」と言う故人最期の言葉の謎を探る。
封印された、故人の幼児体験幼児記憶を探す旅物語。
私の思考、経営判断も過去の経験から来ている。
最近、経営幹部が上申してくる稟議に首を傾げる事が多くなった。
経験の差だ。
自分の苦難失敗の記憶が蘇る。
私自信が、自分の経験に縛られているのだ。
日本の社会風土は江戸時代から変わらない。
行政のあり方考え方も、明治時代から変わらない。
司司。つかさつかさ、と読む。
日々変わらぬ、お勤めと言う古い言葉だが、竹下総理が良く口ずさんでいた。
私の37年になる、医療福祉の政策実現施設事業は、良くも悪くも行政と一体だった。
その経験に縛られず、新たな第三セクターを目指して来たのだが。
新しい皮袋に、古いワインを入れるようになってしまう。
私の失敗の経験を若者に伝えたい。
そして、同じ失敗を繰り返さず、新たな成功を成し遂げて欲しい。
次の世代には。
歴史学は、現代の価値観で過去を解釈する事だと言われる。
過去の実績の基に、過去に囚われない新しい未来を作るのが、経営だと思う。
社会改革と自己保存繁栄の二つのDNAを絡めるのが、湖山の経営。
また、今日から後期の第1日目が始まる。

都立広尾病院、順天堂練馬病院に院内クラスターが発生している。
東京から始まる、コロナ第2波が恐ろしい。

今日迄湖山職員にコロナ1人
ご苦労様です 感謝致します