世界中の新聞で必ずあるニュース欄は死亡欄である。
大新聞にも、地元ミニコミでも、必ずある。
一面記事より、そこが気になる。
故聖道理事長も何時も、そこを見て、知人、友人の名前を見つけると、あいつも亡くなったかと、落胆していた。
でも、直ぐに生き残っている今の自分に気がつき、みんなのお陰で、長生きしているなあと、感謝していた。
病院のスタッフにである。
今日も、見ると、この日記にも書いた事がある、ゴルフの名手の会社重役の方が亡くなった。
父とラウンドして、最終ホールのパタで、ホール横にピタリと止めて、勝ちを父に譲った方である。
最近、その会社の今の湖山の営業担当者に、その方の事を聞いたばかりだった。
お元気との事だったが。
こういう事が最近、時々起こる。
昔は、死亡欄に亡くなった病院の名前が書かれていた。
有名な人はどういう病院で亡くなるのか、意識して見ていた時期があったが、今は書かれていない。
やはり、まずいという事になったのだろう。
今時、新聞を手に取るのは、老人が多いだろうから、死亡欄は良く読まれるコーナーになっていると思う。
ポールニューマン主演の映画を思い出した。
アル中の弁護士で、毎朝、バーで朝食がわりに、生ビールを飲む。
卵の黄身を落として。
酔い覚ましにならないと思うが、卵を落とすところが、何故か、カッコ良く見えた。
飲みながら、新聞の死亡欄を探すのである。
今日の葬式を。
そして、見知らぬ他人の葬式に行き、友人のように振る舞い、未亡人に挨拶をする。
古い友人で、最近遺言の相談を受けていたのですが、と言って。
地に落ちたアル中弁護士での役で、ニューマンには似合わなかった。
ミスキャストだったと思う。
当たらなかったのではないか。
でも、私には、気に入ったキャラクターとなった。
堕天使は私の、お好みのキャラです。
シャーロック・ホームズもジェームズ・ボンドも、早乙女主水も実は堕天使の系列のキャラです。
次の新聞記事欄は、首相官邸の動向です。
どの人と会っているのか。
あの人と会っているはずなのに書かれていないとか。
今日の記事には、時間まで細かく書かれている。
全力で仕事をしている姿勢を国民にアピールしているのでしょう。
でも、赤坂の衆議院宿舎に帰宅はないでしょう。
総理大臣で。
官邸裏のホテルのスウィートフロアを借り切ってください。
官邸の引越しはまだなのですね。