最近は聞かなくなった。
舞台にヤジを飛ばす時に使った。
舞台から降ろして、大根おろしにしてしまえ。
みたいに。
小学校6年の時、淀川長治映画教室で聞いた。
何故、大根なのか。
大根は、どんな味にも素直に染まって、美味しい。
つまり、どんな脚本、演出にも素直に従う。逆らわない。
主演女優が相手役に選ぶ男性は、個性の薄い2枚目だそうだ。
自分の役が喰われない様に。自分の方が目立つ様に。
昔の日本映画。
映画の冒頭シーン。調理場のまな板が映る。
大根が、トントン包丁で切られていく。
まな板の大根が一枚ずつ倒れて行く。
その度に、大根に、出演者の名前が表示されて行く。
切られた後の大根がスクリーンになって。
本日上映の出演者は皆、大根役者。
ウイットに飛んでいる。
笑えるけどキツイ。
フランス映画だと思ったけど、その元ネタの映画があった。
冒頭シーンが調理場で、大きなハムを切っている。
そこに、ジャンポール・ベルモンドなどと役者名が出る。
もっと、古い役者だったかなあ。
私は、おでんの大根が大好き。
たっぷり、湖山の出汁が染み込んだ大根。
全く、味の染み込まないコンニャクも必ず食べますが。
湖山のおでんか。
具材が独立して際立っているので、カレーやシチュー迄にはならない。
おでんか、ポトフ。サラダかな。
湖山の料理は所詮、懐石にはならない。
大鍋で、全員で頂きましょう。
今日迄湖山にコロナ2人 ご苦労様です
感謝致します
湖山グループ 代表 湖山泰成