【銀座湖山日記/9月6日】タイムスリップ型読書

【銀座湖山日記/9月6日】タイムスリップ型読書

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どれ位本を読むのですか?
週末にまとめて読むことが多いのですが、日に2冊位です。
金曜日の夜から、月曜日の朝まで、10冊位読む時があります。
カーテンを閉めて、ベットに潜んでいますので、昼夜の区別がつかなくなります。
窓の薄明かりを見て、ネクタイを絞めたら、日曜日の夜だったと言う事がありました。
夕日と朝日を間違えたのですね。
ベットには、読書用に半身起きる位のクッションが置いてあります。
そのまま、寝てしまうので、翌朝首が痛く、首の体操が朝の日課です。
テレビも付けっぱなしです。ニュースが流れています。
子供の時は、FMラジオで音楽を、今は録画した映画をつけっぱなし。
昔は、ナガラ族と言われました。
今は、同時処理能力、並列処理作業とでも呼ぶのでしょうか。
本も、眠くなると床に積んだ次の本に変えます。
何冊も分野違いの本を同時並行で読みます。
ハードカバーの歴史、経営の本。
ソフトカバーの社会評論、心理学の本。
新書版の新刊ほぼ全て。
雑読、雑学の人生です。
書評家が理想の人生でしたが、全く不向きでした。
私が読書するのは、その世界を正しく理解する為ではないらしいのです。
読みながら、そこから、触発された別の考え、別の世界に行ってしまうのです。
特に小説は、登場人物に感情移入する前に、別のストーリーを空想してしまいます。
自分の意識は常にパラレルワールド、並行宇宙に同時存在しているのでしょう。
多数の施設、多数の問題を同時に抱え、多数の案件を同時に進めています。
経営として、当然です。
経営者として、必要な能力でもありましょう。
個別の事業責任者はこうでは、困ります。
継続的思考業務処理でなくてはなりません。
仕事の順番、段取りが大事。
一歩一歩積み上げて、山を登ります。
事業の完成は登頂でもあります。
施設開設後、30年も経ち、保険制度も変わり、新しいサービス、新しい建築設備で建て替えなければならない事業も出てきました。
今度は下山の道です。
登山は上りよりも、下りの方が危険です。
天候の変化を読みながら、足元一歩一歩確実に。
一気に駆け上る方が、気持ちは楽です。
私は、会議でも、A法人の報告を聞いている時、同時にB法人が頭の片隅のスクリーンに写ります。
Aだったら、こう言う問題が起きたが、Bでも同様なはずだ。
でも、Bは今から、こうすれば、対処が間に合うのではないか。
こんな風に思考が飛ぶので、職員と会話が噛み合わない事があります。
Bの責任者は、まだ、うちは大丈夫とタカを括っている場合が多いのです。
私だけ、テレポートかタイムスリップしているわけですから、皆さんのせいではありません。
私のせいでも、ないのですが。
そうでなければ、先の天候を読む経営にはなりません。
天気予報を観れば、台風のコースは解りますが。

今日迄湖山にコロナ2人 ご苦労様です
感謝致します

湖山グループ 代表 湖山泰成