【銀座湖山日記/9月1日】後継者達

【銀座湖山日記/9月1日】後継者達

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日本のリーダーが変わる。
しかし、日本の構造も、政策も寸分も変わるまい。
それが、良い事だと思っていたが、世界は激変するのではあるまいか。
日本の失われた30年が、50年になると言う説も聞いた。
私のような老人は蟄居しても良いが、若者の為には、日本が蟄居して可愛そうだ。
団塊の世代とか、学生運動世代は、幾つになっても元気。
挫ける事もなく、何時も何かに取り組もうとしている。
今、テレビで見る候補は団塊の次の私の世代。
謙虚で、理性的で、紳士。つまり、非戦闘員。
取り巻きも、大人しい。従順。
不満分子の反乱がない。
劉備玄徳には、張飛と関羽。
アーサー王には円卓の騎士。
佐藤栄作には、田中角栄と福田赳夫。
候補が揃っても、話し合いでは戦争にならない。
民主主義の成果か。老生しすぎのような気がする。
英雄談の最後には、後継者の物語がある。
モンゴルの英雄、ジンギスカン。
遊牧民の集団は、子沢山。
族長は何時も長男を副官として連れて領地を統治する。
そして、族長が亡くなると、後を継ぐのは末子。
長男は、もう年寄りなのだ。
年齢が1番離れた、若い後継となる。
平均寿命も短かったと思う。
今年のアメリカの大統領選挙を見ると、ケネディの時代は若かった。
子供の時に読んだ、プルターク英雄伝。
一番は、アレクサンドロス大王。
映画だと、アレキサンダー。英語読みですから。
当時の世界を征服し、32歳で熱病で戦死した。
多分、戦争ばかりの旅で、故郷に帰りたい部下が毒殺したのだと思う。
アリストテレスを家庭教師とし、アレクサンドリア図書館を創設した。
アレキサンダーの没後、内紛戦争が起こり、3つの国に分裂した。
今の、エジプト、シリア、マケドニアである。
その国を、後継者達と呼ばれる部下が引き継いで統治した。
子供心に学んだ、英雄のその後である。
歴史的英雄の下、臣民は決して幸せにならない。
私は、年金受給者世代は、選挙権と被選挙権について、ある程度の制限があっても良いと思う。
それは、私自身が年金世代になったから、言える事。
未来の為に我が命を犠牲に捧げる気力は年々衰える。
正直、今日一日、世間に迷惑をかけないように自制してしまえるのだ。
情けないけど。
社会改革とは、家族にも、友人にも、迷惑をかける。
世間も騒がせる。
それだけの価値を信じて、未来を夢見る若者だけが成せるのだ。
社会改革は。
英雄よりも、市民の安寧を願う。
ルビコン川を渡らなくても良いです。

今日迄湖山にコロナ2人ご苦労様です。
感謝致します。

湖山グループ 代表 湖山泰成