在宅蟄居経営者の日常になって、テレビを観る時間が格段に増えた。
国際経済ニュースや、BS特集ばかり。
芸術、歴史特集は欠かさない。
クラシックコンサートと宝塚も録画してある。
読書のBGMで、ながら族なのです。
さて、その経済番組の社長インタビュー。
誰もが知っている、全国ビジネスホテルチェーンの2代目娘さん社長の登場。
その会社には、15年位前に、銀行を通して、ホテルと老人ホームを共同建築を提案した事があった。
会うまでもなく断られた。
ホテルで充分儲かっているので、ホテルに専念します、と。
もっともな話で、その後色々あったようだが、会社は無事乗り越えた。
今は、娘さんの時代を迎えて、次の繁栄を迎えているらしい。
そのインタビューで、感心した事。
初代父は内装業だったが、たまたまの縁でホテルを始めた。
1番目のホテル支配人は男性、2番目ホテル支配人は女性。
圧倒的に女性支配人のホテルが業績が良く、その後は、全て女性支配人。
世界中に進出したが、内装、サービスは日本と同一。
ホテルをマイホームとして使っていただいているので、日本と同じにしている。
ほとんど女性職員。
家庭的で、明るい笑顔ばかり。前向きでくじけない。
25時間勤務。
チェックインした時のスタッフが、チェックアウトも担当できる。
同じ顔でお送り出来る。
申し送りをする必要がない。
その分、まとまった長期休暇を取れる。
唸りました。
24時間施設業務には、申し送りの時間が必要です。
医療、介護の運営は、保守的で、長い歴史の下、確立されています。
本当にそれで良いのか。
重度医療化が進む中、職員の気質、資質の変化。
医療施設と介護施設のコミュニケーションの難しさ。
医療言語と介護言語の通訳が必要とされるような現実。
全てをガラガラポンは出来ないまでも、改革すべき時が来たのでは。
赤字の施設を経営分析をすると、介護保険が出来た当時の常識的運営のままになっている。
時代の変化、施設に求められる地域ニーズの変化を読み取れない。
旧態然の思考から進歩できない。
古い田舎の老舗温泉旅館の経営センスから脱皮できない。
素人の元内装業だからこそ日本有数のビジネスホテルチェーンとなれた。
老舗温泉旅館で全国チェーンになった企業は思い出せない。
老舗温泉旅館は本来、ご当地だけのものかも知れないが。
湖山もご当地の文化歴史を大事にしなければならない。
でも、全国に展開した今、未来の湖山はどうあるべきか。
未来に生き残れるのか。
13000人の全員の意見と希望を聞きたい心境。
グローバルに考え、ローカルに行動しろ。
経営書には、そう書かれているのだが。
今日迄湖山にコロナ2人 ご苦労様です
感謝致します
湖山グループ 代表 湖山泰成