まだまだ利用者は増え続けます。
新幹線の利用者数から言えば、まだまだスキー場の数は足りません。
ゲレンデの待ち時間は、30分です。
こんなに、スキー客が溢れています。
ゴルフ場の数は、人口比で言えば、日本はアメリカの半分です。
まだまだ足りません。遅すぎる事はありません。
こんな遠くても、自動車での時間は20分余計にかかるだけです。
名門ゴルフ場もハウスはこんなに古くて風呂場は不満だらけです。
ジャグジー、サウナを贅沢に。
特に、女性向きに、エレガンスに。ここはフランス風に。
オール電動ゴルフカーで、スタッフは半分で。
キャディーは全国から募集します。
女子職員寮はピンクすると、若い子に人気です。
グリーンを上がってからのハウス迄の長い登り道も最後の達成感を与えます。
ハウス前で、若い女子が、冷たいタオルを持ってお待ちしています。
レストランには、六本木で修行した優秀なシェフを引き抜いて来ます。
この雑誌の表紙のハウスは、今日お連れした設計事務所の作品です。
この雑誌の巻頭カラーグラビアに取り上げさせます。
貴方は親会社から副社長で就任できる様、社長へのプレゼンで推薦しておきます。
孫会社の役員は確実です。
任せてください。当社は実績があります。
こうして、どこの大企業も、リゾートホテル、ゴルフ場、スキー場に乗り出しました。
担当者は、夢をかけて、欧米に負けない、本物の大人のリゾートを作ろうと心血を注ぎました。
欧米の歴史的リゾートの視察調査もお決まりです。
サラリーマンには初めて見るお金持ちの世界です。
感激して当たり前です。
外国に誇れるリゾートを作るには、お金を惜しんではいけません。
他社に負けない、それ以上の施設を作らねければ、勝って残れません。
お客様アンケートによれば、良い施設で有れば、もっとお金を払っても良いと言う回答が、こんなにあります。
そうして、開発会社が誕生し、にわか、サラリーマンリゾート経営者が多数生まれました。
竣工した頃には、あちらの山にも、こちらの山にもゲレンデが同じ様に作られています。
同じコンサルタントが、同じ資料、数字を使って、何社にも営業していたのですね。
過当競争になる事はコンサルタントは知っていたはずです。
騙される会社、素人担当役員のお客の責任だと割り切っていたでしょう。
その通りです。ビジネスですから。
リフトも進歩し、単座だったのが、4人乗りに、スピードは倍に、ゲレンデも1.5倍に。
つまり、ゲレンデの集客能力は、12倍になったのです。
1秒も待たずにリフトに乗れる様になりました。
溢れるはずだったお客は、何故か、スキーにも、ゴルフにも飽きたのか、あまりにも高い利用料にたじろいだのか、昔より減ってしまいました。
その大企業子会社は、今は、ほとんど、なくなりました。
25年前の話です。
最近、同じ様なロジックのコンサルタントの話を聞く様になります。
歴史は繰り返すのですね。
今日迄湖山にコロナ2人 ご苦労様です
感謝致します
湖山グループ 代表 湖山泰成