最近、30年前の不動産バブル崩壊の時の世の有り様を思い起こします。
庶民の生活は幸いさほど変わりません。
銀座六本木で毎夜鳴らしていた不動産経営者がいなくなりました。
その周辺のコンサルタント、広告代理店、不動産、タレントの人達も去りました。
その頃から、地方、しかも県境の中山間地を見る様になります。
事業より、農業、自然保護、環境保護、と言った都会人の思い上がった理想を持っていたのですね。
都会人が、故郷を持ち、自然の中での子育てや、老後を、都会と同じ至便さを維持して暮らせる。
そんな、環境雑誌みたいな事を信じていたのですね。
若いって、素晴らしい。
違ったのは、未来学でも、経営学でもありませんでした。
都会と、地方の歴史文化、価値観の違いです。
その事から、銀座での経験、知恵、正義を持ちこんでも、地域毎に全く違うのです。
地域の政治力学も、行政手順も、住民感情も。
日本は、幕藩体制の江戸時代から、地方自治は進歩していないのですね。
人の価値観を変えさせるより、自分の価値観が変わります。
当地の事業は私が創業しても、やがては、当地の経営者へ。
その人達が、今の経営理事と言われる、沢山の役員から選ばれた、法人責任者です。
いわば、副理事長、副社長です。
私の代理人です。
その経営理事が、首都圏に進出して、私と同じ苦労をして来ました。
やっと、地方から都会へ。
やがては、都会から地方へ。
その折り返し点が見えた来たところで、コロナ津波です。
まだ、施設迄到達していませんが、秋の第二波には襲われるでしょう。
川沿いの施設は、昨年同様、川の増水の危険に晒されるでしょう。
来春には、東京の医療福祉施設の閉鎖、倒産が増えます。
その再建を新たにどれだけ担えるのか。
基礎体力を上げます。
赤字施設をなくし、キャッシュフローを増やします。
中途管理者を新規採用します。
首都圏新規事業を担う中間管理者が足りません。
来年度体制の為に、私が全て直接面接をして進めています。
創業オーナーの個人経営から、オープン経営を目指して来ました。
職員への経営情報公開はより進めます。
特に新規湖山グループ参加法人においては不充分です、
湖山共和国は、借金と責任だけ代表が負えば良いと言う体制を目指して来ました。
父湖山聖道理事長の1周忌を前にして、新たな創業の時代を迎えると覚悟しました。
聖道理事長から、経営理事への中間経営者と自分の役目を自覚して来ました。
過去の上り坂の経営は、失敗、赤字も成長が全てを癒す、と受け止めてきました。
でも、これからの、医療介護ドミノ崩壊と、コロナ後の新たな成長の時代を迎えるにあたり、湖山の経営体制を見直します。
下り坂で、車両速度は上がり、車両の重量、乗客は増えるのです。
上り坂は、エンジンを蒸し、アクセルを踏み込むだけです。
下り坂は、ブレーキも使い、細かなハンドル捌きも必要です。
崖から転落しない様に、一時も目が離せません。
そういう緊張感で、今週も始めます。
石が飛んでくる嵐の中、足元の道は穴ぼこだらけ。
新規事業の数は減りませんし、MA が増えます。
ダブルプランどころか、トリプルプランです。
今後の湖山グループの、私の采配を、両手両足の経営と名付けました。
ハイブリット経営の次の時代を進めます。
今日迄湖山にコロナ2人 ご苦労様です
感謝致します
湖山グループ 代表 湖山泰成