【銀座湖山日記/7月21日】基準介護3類

【銀座湖山日記/7月21日】基準介護3類

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介護施設の人員基準のあり方も、病院に準じたら合理的だと思う。
医療保険の病院は、建物基準は基本的には皆同じ。
一人当たりの病室の広さ、廊下幅。
病棟は50人単位。
手術室や器機は専門科によって違う。
病院の構造、設計はさほど違わない。
つまり、診療科目や診療報酬形態は、専門医師や、看護婦の配置数によって差別化される。
わかりやすいのが、病院の看護基準である。
基準を取れないような病院は今時、病院として成り立たないだろう。
基準1類より、2類、そして3類は大学病院並み。
基準看護3類を取得していれば、それだけで、高機能病院と認められる。
そして、手術例などの、アウトプットの客観的なデータも公表比較される。
だから、医療は科学と言える。
それに比べ、介護施設は設計面積の僅かな差が優先されている。
病院はそのままでは老人保健施設に転用できない。
特養ホームもグループホームも、病棟を大幅改造か、新築しないと認可をもらえない。
医療保険施設よりも、介護保険施設をより、アメニティの高い、居室面積の広いものにしたいと言う政策だ。
その理想は正しい。
土地の豊富な地方は新築も可能。
でも、地価が高く更地のない東京は、収支的にも物理的にも無理。
それよりも、特養ホームやグループホームのように重度認知症施設は、介護福祉士の人員配置数、当直配置数で単価に差をつけたらどうだろうか。
小学校の校舎は中学校に転用できないような政策になっている。
教師さえ、変われば、校舎は同一でも構わないのではないか。
新しい設備建物に変えていく機会の創造と考えれば良いのだろうが。
皆、民間は殆ど借金で建築している。
30年経って、借金を返却しないと、次の建物の借金が出来ない。
民間の施設を国に寄付して無償で国から借り受けるのはどうだろう。
運営は民間で責任を持つ。
奈良時代の荘園と思ってください。
ハードよりソフト。
質の差で、評価、報酬に差が出るようにしてください。
ソフトの差は、人。人人人です。
湖山は基準介護3類を目指します。

今日迄湖山にコロナ1人 ご苦労様です
感謝致します

湖山グループ 代表 湖山泰成