【銀座湖山日記/7月17日】介護から医療へ

【銀座湖山日記/7月17日】介護から医療へ

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また、東京のコロナ感染者数が増えてきました。
首都圏施設でのコロナ検査の報告も、毎日です。
全部陰性なのも、不気味です。
大学病院の看護師が、昇級賞与が大幅カットされたので、退職希望者が400名いると報道されました。
命をかけて、自宅にも満足に帰れず、使命に燃えて。
元は、コロナ対応の為、一般診療が抑制され、病院の収入が激減したからです。
無利子の公的融資もありがたいですが、何時かは返済しなければなりません。
国自治体が、何故直ぐに補助金を出すと声明を出してくれないのでしょうか。
支給が来年度になったとしても、約束だけしてくれれば、大学は例年並みに、支給できたでしょうに。
口先介入というのは、こう言う時にやって欲しい。
今、医療支援のネット募金も始まりました。
どこへ配るのでしょうか。
地域の中核病院毎に支援サイトをもうけ、目標金額必要金額を定めて、地域住民中心に集めるのが、理想と思います。
自分のお金が、自分の命を救ってくれる目の前の病院を支える。
世界の難民への寄付は当たり前でも、目の前の病院にはなかなか寄付が集まらないというのは、深い人間心理、社会心理です。
国の行政制度が緻密すぎて、その行政権の範囲外からの支援を受け入れられない。
また、支援できない、と言う社会構造になっています。
国民の日本の医療体制に対する信頼が高過ぎるのだと思います。
患者と同じ、国民が、市民が担っています。
第二波で、多くの医療介護施設が消耗から破綻に至ると思います。
昨日、久しぶりに、大学教授とお会いしました。
大学医局員は、民間病院でアルバイトをして生活を支えています。
コロナで一般患者が激減しているので、簡単にアルバイトをカットされてしまう。
確かに医師が労働基準局、ハローワークに行く姿は想像できません。
でも、実際にh来月から家族の生活が成り立ちません。
短期労働者として、工場やホテルや居酒屋やブティック同様、簡単に解雇されます。
本人に電話一本で来月から来なくて結構です、と言われたそうです。
何の補償もありません。
私の敬愛する教授は、医局で、支援したそうです。
さすがです。
恒例の医師派遣のお願いに行ったのですが、直ぐに、紹介して頂けました。
3年先の移動の先生迄、招聘を約束しました。
日本は、世界は、違った世界に向かおうとしている、と感じました。
20年前の日本は、介護の資格を取得しても、看護師のようには就職できませんでした。
夢を持った介護の若者の為に、日本中に施設を作って来ました。
福祉介護のスタッフが、医師看護師のように、感謝尊敬される職場を作りたい。
でも、これからは、医師看護婦の為の、新しい形態の職場も必要と思いました。
医療から介護へ、そしてまた医療へ。
重度の介護には多様柔軟な医療が必要です。
高機能で専門化した医療には、人間的な介護が必要です。
65歳の新しい起業です。

今日迄湖山にコロナ1人 ご苦労様です
感謝致します

湖山グループ 代表 湖山泰成