【銀座湖山日記/7月16日】世代を繋ぐ老舗

【銀座湖山日記/7月16日】世代を繋ぐ老舗

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毎年、8月には、銀座中央通りで、ゆかたで銀ぶらのお祭りがあります。
銀座通りが、歩行者天国になり、氷の氷柱が置かれます。
浴衣と団扇を持った人が通りに溢れます。
湖山医療福祉グループも地元として、スポンサーの1人です。
今年は、始めての事ですが、コロナのせいで中止になってしまいました。
若旦那の会の銀実会のメンバーは、各丁目のイベントに立っています。
お揃いの紋章のジャケットに腕章。
私もそのジャケットを持っていますが、今はサイズが合いません。
銀座のお持て成し役を担う晴の舞台。
実は、警備とゴミ捨ての後片付けが本当のお役目です。
40歳までの現役は、兵隊と言われます。
現場肉体労働ばかりだからです。
その代わり、終わると、先輩が青天井で、慰労してくれます。
つまり、銀座で飲み放題です。
体育系、応援団ですね。
先輩を捕まえれば、銀座で飲むのに、お金が必要ありません。
銀座老舗の先輩で有名な方がいました。
お祭りの時は、腰のポケってに、ピン札でパンパンの札入れを差して来ます。
そのピン札で、支払いやチップを渡すのです。
煙草1つ買うのでも、お釣りは貰わなかったのではないでしょうか。
そう思われるだけのキップの良さ、カッコ良さがありました。
今は、もう、そういう旦那集は絶滅しました。残念。
40過ぎると晴れてOBとなり、見廻り役に出世します。
つまり、各丁目のバーに寄って挨拶して行きます。
6丁目のライオン。
5丁目の三笠会館地下のバー5517。
住所5丁目5−17の意味です。
銀座本部の研修センターをスタジオ7416と命名したのも、この習いです。
このバーは、実は、両親が結婚前に良くデートした店だそうです。
それだけ、古いと言うことです。
私が通い出した頃、新人だったバーテンダーはもう、定年になりました。
私もその頃に、お酒も定年になりましたが。
今でも、カウンターの向こうのボトルの一本一本が目に浮かびます。
未練ではありません。
人生の至福の思い出です。

今日迄湖山にコロナ1人 ご苦労様です
感謝致します

湖山グループ 代表 湖山泰成