【銀座湖山日記/7月15日】君の1番好きな料理

【銀座湖山日記/7月15日】君の1番好きな料理

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新卒採用説明会です。
今年から、インターネット説明会。
過半数は、栄養師の学生です。
流石に、栄養師で、栄養の足らなそうな学生はいません。
顔の色艶も健康そうです。
先頭の学生さんに、聞きます。
貴方の夕食の予定は?
お母さんの茹でるスパゲッティです。
自分が作ったカレーです。
昨夜の残りのシチューです。
皆違います。
ご利用者もそう、皆好みが違う。
全国民が今日はシチューなんて馬鹿な事は誰も考えません。
味噌だって、醤油だって地方毎に全く味は違う。
みんな違って、皆おいしい。
それで良いと思います。
地産地消とはそういう事です。
お年寄りは地元の人。
地元の水、野菜で育って、生きて来た。
地産地消そのもの。
貴方の1番好きな料理は?
カレーです。
1番得意な料理は?
カレーです。
貴方が1番好きで、得意で、よく食べる料理はカレー。
私が貴方に1番美味しい料理を作ってもらうとしたら、カレーを注文します。
1番良く食べる好きな料理が、1番得意で当たり前。
だから、貴方が1番好きな事をするのが、1番良いサービスを提供できる。
好きな事を自分で選んで、自分で実行する。
それが、湖山のサービスです。
食材も自分で見て買う。
メニューも自分で考えて、自分で作る。
自分で、食べてくれる人に届けて、メニューの説明をする。
私が作りました、美味しいですよ、と言って。
下膳の時には、美味しかった、ありがとうと、お礼を言われるます。
病棟に顔を出さない栄養師は、よっぽど不味いものを作っているに違いない。
お母さんは、いつも同じ料理、同じ味。
それでも、毎日、美味しい?と顔を覗き込む。
美味しいと返事する迄、しっつこく聞きます。
子供の為に一生懸命、料理したから。
自信のあるシェフは必ず、テーブルを回ります。
お客に美味しかったと感謝される事が、最高の喜びだから。
大病院の地下の栄養科で、電卓叩くのが仕事ではないよ。
食材の栄養計算ばかりの栄養師は、物の栄養師。
美味しく食べてもらって、身になって、健康になってもらうのが、人間の栄養師。
そう言ってくださった、栄養学の東大名誉教授を思い出します。
私の今朝の食事は、冷奴に黒胡麻とチリメンジャコを鰹節を掛けて、卵を落としたインスタント味噌汁、牛乳。
私の1番得意な料理です。
栄養計算は問題ないのですが。

今日迄湖山にコロナ1人 ご苦労様です
感謝致します

湖山グループ 代表 湖山泰成