【銀座湖山日記/7月14日】トップの弱みが組織の強み

【銀座湖山日記/7月14日】トップの弱みが組織の強み

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私は10分以上部下の報告を黙って聞いていられない。
言いたい事、質問が溢れ出て、止まらない。
最後まで聞いてください、と良く言われる。
30分以上、会議テーブルの硬い椅子に座っていられない。
お尻が痛くなる。
クッションの良いソファーだと眠くなる。
オフィス内を歩き回って、壁いっぱい貼ってある、新聞コピーや写真、アートを見直す。
そして、発想を得る。
会議中の職員に挨拶して回る。
研修中だったら、必ず、割り込んで、場外乱闘となる。
全国から来ているので、初めての人もいる。
代表の湖山です。
と言って、挨拶し、時には名刺を交換する。
社内接待挨拶は多い。
蜂蜜や、映画チケットのお土産を配る。
残りものではあるが。
どの部屋も扉が開いているので、廊下を通る人が見える。
君には話したい事があったんだ。
チョットまってくれと言って、会議を放り出して、追いかける。
情動浮動の落ち着きのない子供のまま。
こういう上司の下では、忍耐強い聞き上手な職員が育つ。
私は実務が苦手。
経理も総務もデータ分析も、長い文章も、長時間机に向かって、する事務が苦手。
集中力が続かない。
大勢の新規企画会議や、シンポジウム、対策会議は1人で喋り続けている。
病院会のシンポジウムで、私のおしゃべりを抑制させるべく、司会を仰せつかったが、パネリストより、司会の私の方が話している時間が長かったと言われた。
翌年は私の他に、もう独り、進行担当が付いた。
恥ずかしい本当の話です。
その翌年はお声はかかりませんでした。
世田谷区長は中学校の同窓です。
彼に竣工式で挨拶してもらいました。
私も政治家なので、よく喋る方だが、湖山くんといると、ほとんど彼が喋っている。
と言われて、爆笑をかいました。
そんな代表の下の幹部は、忍耐強い実務家が多いです。
私は、そういう人を求め、頼り、尊敬しているのです。
多くの会社、法人を見てきました。
トップの出身部署からは、有能な役員が育ちにくい。
トップが自分でやってしまう。
あるいは、トップが担当役員と競争して張り合ってしまうのです。
そらみろ、俺の言った通りだろう。
俺の方が早くできたろう。
これでは、部下は手を出せません。
社長のお手並み拝見になって、動けません。
トップが嬉々として競争しだすと、自分が勝つまで辞めません。
自分が勝つまで辞めない家に返さない、社長の徹夜麻雀状態です。
でも、トップの苦手な分野は、部下の天下です。
上司は感謝し、予算も削りません。
万能、働き者の社長は並の3倍は働き、5人分の成果をあげます。
でも、所詮そこまでです。
自分の苦手な弱い分野は、部下に頼りましょう。
尊敬と感謝を込めて。

今日迄湖山にコロナ1人 ご苦労様です
感謝致します

湖山グループ 代表 湖山泰成