【銀座湖山日記/6月30日】

【銀座湖山日記/6月30日】

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建築の写真集や建築家の本を読むのが好き。
隈研吾先生には葉山で老人ホームの設計をして頂いた。
巨大建築で大地にそびえ立つのではない。
地域に存在感を示すのでは無い。
自然に溶け込み、馴染む。
違和感なくその地の一部となる。
美術館も半分大地に埋まっていて隠れている。
竹林にその物のような茶室。
葉山の老人ホームも木肌を前面に出した、ぬくもりのホーム。
負ける建築と自称。
それに習えば、湖山は負ける経営。
目立つ事も、威圧する事も、勝つことも必要ない。
静謐とは言わない。
明るく元気で、伸び伸びとして欲しい。
必死になって消耗したら、いつかは倒れる。
1位は目指さない、意識しない。
強いて言えば2.5位。
マラソンで言えば、2位の背中に隠れている3位。
2位を抜こうと思えば抜けそうだけれど、余裕の3位。
2位になると1位との過酷な競争となる。
常に比較される。
当人も意識してしまう。
欲も焦りも持たない。
3位が身の丈に合う。
建築業は、請け負いと言う。
顧客から受けて負ける。
医療福祉介護も、お国からの請け負いとも言える。
医療保険、介護保険からの請け負い。
行政からの請け負い。
健保組合からの請け負い。
でも、しもべでは無い。
対等であって、共生。
そう言う社会を目指して、明日を見ている。

今日迄湖山にコロナ1人
ご苦労様です

湖山グループ 代表 湖山泰成