【銀座湖山日記/6月28日】祖父の印鑑

【銀座湖山日記/6月28日】祖父の印鑑

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テレビニュースで、印鑑議員連盟と言うのがあるのを知りました。
コロナが社会システムを変えると言われる。
宅急便の受け取りに印鑑が要らなくなった。
どこの家にも玄関か郵便箱にシャチハタの三文判が置いてあったと思う。
今は配達も玄関に置いてもらう。
印鑑を探してアタフタしていたのは、何だったのだろう。
在宅勤務をしていても印鑑をもらう為に出社すると言うのは笑い話。
稟議書を郵便ファックスではなく、メールでやりとりして法的に完了の時代。
正式稟議書や役員会出席返事も郵便ではなくメールでも良いようになった。
デジタルスピードになっても、楽になった気はしない。
土日も深夜もメールに追われて、休む間がなくなった。
深夜事故報告、コロナ検査報告がメールが来て、明け方迄に指示返事を返しておく毎日で
スピードは上がっているが、事務の生産制は上がっているのだろうか。
少なくとも、全国規模の連絡は容易になった。
スピードより、同時に情報共有が可能なので、組織内でごまかしが効かなくなった。
相手を見て言うことを変えるとやがては気がつかれるのである。
中堅幹部で、誰に報告上申したら良いか迷って、時期を逸してしまう人がいる。
私はメールで一斉に関係者に送りなさいと指示しています。
皆さん、印鑑順を気にしてしまうのである。
稟議を回すスピードではなく、同時に情報を送る。
私は一斉情報公開だと思う。
それで、フラットで即時に組織のフォーメーションが変われる。
全ての印鑑が電子認証になるのも、もうすぐです。
それにふさわしい、組織変革しなければなりません。
日本は唯一の印鑑の国だと思う。
元祖中国でも、もう実用的には使われていないのでないか。
契約でもサインだし、業務の承認印や受け取り三文判は使われていないのではないか。
印鑑はプライベートな装飾品として残るのでしょう。
父の遺品を整理していて、思い出した事がある。
祖父の遺品を1つだけ持っている。
杖と帽子とべっ甲の眼鏡の出で立ちの記憶。
その祖父の遺品を、1つだけ父から貰った。
金の指輪である。
頭は銀で湖山と彫ってある。
ウェラブル指輪印鑑である。
実用で使う事があったのかなあ。
探してはめてみたら、小指にしか入らない。
印鑑と貴金属は、金庫にしまっておけと言う祖父の遺言なのでしょう。

今日迄湖山にコロナ1人 ご苦労様です
感謝致します

湖山グループ 代表 湖山泰成