【銀座湖山日記/6月25日】小さな喫茶店

【銀座湖山日記/6月25日】小さな喫茶店

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小学校5年生の時、自宅の近くに小さな喫茶店が出来ました。
カウンター6席の真っ白な内装の喫茶店。
小柄で、何時も真っ白なアイロンの効いたワイシャツに蝶ネクタイ。
優しい笑顔で無口なマスター1人。
白いコーヒーカップに、白いドリップ。
サイフォンも大きのが一本置いてあった。
家庭にはネスカフェのインスタントしか置いてなかった。
今で言う、サードコーヒーのお店。
何故か土曜日の午後入ってみた。
初めての大人の体験。
たった1人のカウンター。
目の前で、ドリップにゆっくり回しながらお湯を注ぐ。
湯沸かしポットも背の高い、口の長い外国製。
お洒落と言うより、茶道のよう。
初めてのコーヒーの味は覚えていない。
美味しいとも、不味いともわからなかった。
背伸びした子供の舌でわかるはずもない。
半年くらい毎週末通ったと思う。
透明のガラス瓶に各国産地の豆が入っている。
目の前で豆をひく。
その作業の手並の美しさ。
名人の寿司職人の手並。
20年後にバーカウンターに通うのも、子供の時のカウンターの喫茶店での経験のせいかもしれない。
コーヒーを飲むのも、カクテルを飲むのも理由などいらないはず。
でも、毎朝、この日記を書く為に、コーヒーを入れる。
今朝は銀座ミツバチの蜂蜜をたっぷり入れた。
血糖値を上げて、奮い立たねば。
コロナ感染者がやはりまた増えてきた。
第二波に備えて新たな戦闘モード。
毎日新たなコロナ検査の報告が来る。
陰性の報告ばかりだが、何時も胸が痛む。
第一に心臓に良くない。
湖山全艦コロナの海を無事渡る事を祈るばかりです。

今日迄湖山にコロナ1人 ご苦労様です
感謝致します

湖山グループ 代表 湖山泰成