【銀座湖山日記/6月18日】セイントポッポガーデン

【銀座湖山日記/6月18日】セイントポッポガーデン

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昨日、待望のセイントポッポガーデンのオープニングセレモニーがありました。
聖道前理事長の遺産からの寄付で、小さな可愛い公園がオープンしました。
湖山リハビリテーション病院の保育所のポッポの園児の為の遊び場です。
湖山病院の裏の駐車場の隣に工事されました。
滑り台、砂場、電車のベンチ、昼寝用なのか絵本に出てくる様な小屋。
100坪も無い可愛い可愛い遊び場です。
昨年9月に亡くなった聖道前理事長は6年間入院していました。
毎日律儀にリハビリをして元気に楽しく幸せに生きて来ました。
湖山病院のスタッフとポッポの子供達のお陰です。
リハビリとして、専用のリハビリ自転車で院内を巡るのです。
どのスタッフにも挨拶して声をかけて廻っていました。
スタッフの顔と名前をよく覚えていました。
結婚した職員にはお祝いだけ手渡していた様です。
そして、ロビーでポッポの幼児達と出会うのを待ち構えていました。
園児には、リハビリ用カスタム自転車が珍しく、皆並んで理事長の膝に乗りたがったそうです。
その時の嬉しそうな笑顔は父の優しい人柄そのものです。
ハローウィンや、クリスマスの日は沢山お菓子を配ったそうです。
私が子供の時は恐くてそんな印象はなかったけどなあ。
老いれば人は優しくなれます。
子供には。
病院の講堂で父の納棺の時です。
ポッポのスタッフ、園児皆さんが来て下さり、折り紙の鶴で、遺体が隠れる位飾って下さいました。
園児の折鶴に乗って父は天に昇ったのだと信じます。
湖山病院のスタッフのお陰で患者として安心して生きる事が出来ました。
ポッポの園児のお陰で、老人として寂しくなく幸せに暮らす事が出来ました。
息子として、感謝にたえません。
ありがとうございます。
遺産を整理していたら、郵便局の生命保険が私を受取人として、240万円見つかりました。
私も知りませんでしたし、本人も忘れていたでしょう。
どうしようか思案していた数日後に、病院事務長から、ポッポ公園の計画を聞きました。
しかも、予算付けが難しいと。
しかも予算額は保険金額とピッタシ。
何というタイミング。
事務長はこの保険金を知っていたのではないかと、一瞬疑いました。
神のお導きです。
父の遺志です。
この日の為に父は保険に入ったのだと思います。
あれ程生命保険が嫌いで、病院の運転資金の為には契約してくれず、やむ終えず私が契約したのではありませんか!
でも、ポッポの為には入っておいたのですね。
お父さんらしい。
孫のいない父には、ポッポは天使だった事でしょう。
私はネットテレビで、式典に参加し、ポッポの子達の笑顔を見る事が出来ました。
人生には、たまに運命を感じる時があります。
そんな想いの一日でした。
父もそう思った事でしょう。

保険金はもうありません。念の為。

今日迄湖山にコロナ1人 ご苦労様です
感謝致します

湖山グループ 代表 湖山泰成