先週末から、銀座歩行者天国も復活されました。
人手の賑わいは銀座が1番だったと思います。
銀座は安心感のある街です。
ニュースの街頭インタビューでも、家族連れ、老夫婦ばかりでした。
土曜日スタートの正午には、銀座和光の時計台が特別な音色の鐘を打ちました。
平和を告げる鐘か、新たな戦争を予告する鐘か。
どちらでもあるのでしょう。
映画館も6・12 から復活です。
でも、ネットで座席予約具合を確認すると出足はまだまだです。
あらゆる人気映画が封切りを年末迄延期されました。
アフターコロナを記念すべきロードショーは、若草物語を現代風にアレンジした「ストーリー・オブ・マイライフ」となりました。
前売りチケットを買って、銀座本部スタッフや銀座ミツバチの仲間に配りました。
座席を半分開けての興行ですから、開けても映画館はかなりの赤字でしょう。
最近、日比谷と新宿と六本木のロードショー館には、座席間に敷居のある特別席が出来ました。
高くてもそういう個室席を利用する観客が増えるでしょう。
つまり、入場料が2倍になります。
今でも高いのに。
歌舞伎も相撲ももとは大衆演劇です。
庶民の文化です。
それがいつの間にか、日本を代表するセレブ文化です。
相撲も国技と称されます。
歌舞伎座が銀座に一つ。
宝塚は日比谷に一つ。
帝国劇場も日比谷に一つ。
やがて、映画館もオペラ座の様な高級なのが一つになってしまうかも知れません。
ファッションの歴史は、貴族の洋装が略式化されラフで着やすいものになり、庶民に拡がりました。
100年も経ったら襟のあるシャツやネクタイは時代劇にしか登場しなくなります。
今のTシャツが正装で通用する時代になります。
今や、銀座でもネクタイをしているのは私くらいでしょう。
毎年、老舗ネクタイ専門店の田屋で福袋を買います。
私の墓碑銘は、死ぬまでネクタイで首を締めていた男です。
借金で首を締めていたと言うのは誤りです。
一方、文化は庶民から生まれ、大衆に育てられます。
やがて、次の流行にとって変わられますが、本物は芸術として歴史に残ります。
但し、高級高額なものになって。
1800円の映画入館料が歌舞伎座の様に15000円になり、ネクタイを絞めた紳士や和服の淑女ばかりになるのは悲しい。
歌舞伎座タワーの銀座医院のスタッフを、一度は歌舞伎座に連れて行くのが夢です。
三階の立ち見席ですが。
今日迄湖山にコロナ1人 ご苦労様です
感謝致します