ゲームが嫌い。
と、言うよりゲームに熱中出来ない。
全く関心がない。面白くない。
ゴルフも、皆んなが握らないと本気に慣れない、面白くないと言うので、辞めた様なものです。
野球の観戦をした時も、どちらのチームのファンかと聞かれた。
とにかくホームランと打点が多ければ楽しい。
特定チームの応援でなく、良い試合を楽しむ。
などと答えたら呆れられた。
勿論、二度と誘われる事はなかった。
でも、子供の頃は、トランプ、オセロ、チェスも良く家族でした。
近くに駄菓子屋さんがあって、そこでお小遣いの限りを使った。
ビー玉、メンコである。
まだ、共同井戸がある様な裏路地で、ストリートファイトが日没迄続く。
ロウセキと言っても今の子は解らないだろうが、石のチョークで地面にコートを描く。
イスラエルの星のマークみたいな奴です。
ガラス玉にも柄が施されていて美しい。
子供にとっては真珠、宝石に等しい。
勝負で相手のビー玉を奪えるので、取られると本当に悔しい。
冬季オリンピックのカーリングと玉突きゲームに似ているかなあ。
選手の興奮度合いは、子供のゲートボールだね。
囲碁の石は返すが、負けると自分のビー玉を奪われる弱肉強食の自由主義経済。
明らかにお小遣いの少なそうな子供が強かった。
気合と集中度が明らかに違う。
何と言っても生活がかかっている。
なけなしのお小遣いが無くなるか倍になるか。
パチンコと言うよりもマージャンかな。
でも、資本主義でもある。
お小遣いの豊富な泰成君は、負けても負けても駄菓子屋さんに駆け込んで、ビー玉を補充しに行く。
勝つまで続けられる大資本が有れば、資本家が最後に勝つと言うのは株式投資の世界。
プレーヤーの技量の差は永久に乗り越えられない。
永久にカモである。
そうやって、敗者を運命づけられた泰成君はあらゆるゲーム、勝負事から遠ざかる様になった次第。
一方、読書に勝ち負けは無い。
つまらん本を読むのは時間の無駄だと思う人が多い。
そんな事はない。
本当の英知とエセ学説。
真実の美とまがい物。
美味しいものと不味いもの。
その違いも面白い、探求の楽しみとなる。
審美眼を養うには、本物の美術品だけを見れば良い。
一流シェフになるには最高のワインと料理だけを味わえ。
正しいのだけれど、私は両方ともある生活と人生を良しとして生きて来た。
天使と悪魔。どちらも魅力的です。
少なくとも仏様と観音様は花札などなさるまい。
勝負から逃げられなくなったら、あっさり負けて次の路地に遊びに行く。
ビー玉の恨み辛みが未だに残っているのかなあ?
誰か施設でビー玉を復活させませんか?
三密にはなりません。
今日迄湖山にコロナ1人 ご苦労様です
感謝致します
湖山グループ 代表 湖山泰成