【銀座湖山日記/6月5日】安全第一営業第二

【銀座湖山日記/6月5日】安全第一営業第二

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30代で銀座のロータリーに入会しました。
週一回銀座のホテルでランチを取りながらゲストスピーカーの講話を聞きます。
市川團十郎、日野原重明先生もメンバーでした。
どちらの方も逸話の多い印象的な方でした。
一番強烈だった方は、会の創設者初代会長の小倉さんです。
ヤマト宅急便の生みの親、ヤマト福祉財団の創設者と言えば皆さんもご存知でしょう。
既得権益の業界を常に批判していました。
大手の顧客を切って小口宅急便を始める時には幹部の全員が反対した。
最初に理解を示してくれたのは組合幹部であった。
始めた初日は数十個の荷物しかなかった。
田舎の親が都会の子供に送る荷物が多い。
何よりもドライバーが仕事に誇りを持てる様になった。
大型トラックの仕事は倉庫から倉庫で、お客と会う事はない。
積荷の中身も見る事はない。
自宅から自宅へ。
個人から個人へ。
扉を開けて受け取る人の感謝の嬉しそうな笑顔。
暑い日だと、ご苦労様と言って、冷たい麦茶をくれたりもする。
お客様に直接会って、御礼を言われる。
それ以上に仕事に誇りを持ち、やりがいを感じる事はない。
医療介護の仕事と同じだな。
私達はなんと恵まれた仕事をしているのだろう。
そして会社のモットーは、安全第一営業第二。
どこの営業所も安全第一の標語が掲げられている。
でも、決算期が近づくといつの間にか営業数字が全面に出て来る。
安全第一よりも営業は安全の次、第二ですよ!
と経営者は言い続けなければいけないのです。
湖山のスタッフ12300人。
夫婦共働き、子持ちの方も多いです。
コロナに感染したら、家族全員が濃厚接触者になります。
同僚25人はPCR検査自宅待機になります。
施設も一部閉鎖になります。
自分の命、家族の健康を犠牲にして、人の命を救う資格はありません。
一時サービスを制限しても、施設を閉鎖しても、収入が減っても止む終えません。
職員の命と家族の生活が一番です。
それ以上に経営者の私にとって大事な事は有りません。

職員の安全第一、仕事第二  ご利用者様すいません

今日迄湖山にコロナゼロ  ご苦労様です 感謝致します

湖山グループ 代表 湖山泰成