【銀座湖山日記/6月4日】今日と同じ明日

【銀座湖山日記/6月4日】今日と同じ明日

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銀座に飲食業が何千軒あるかわかりませんが、診療所は90位あります。
歯科診療所もそれ位でしょう。
確実にもっと多いのは画廊です。
銀座は日本で最も画廊の多い街です。
道すがら飛び込みで、観に入りますが、その場で絵を買う事はありません。
小さな美術館です。
知り合いの夫人が、個展を開くのも、皆さん銀座です。
ステータスなのでしょう。
案内を頂ければ、お花を贈って初日に拝見に行きます。
知人が集まっていますから、小さな社交の場です。
シャンペンやワインが有るのもお約束。
銀座には地元と言う言葉はありません。
日本中から世界中から人は集い、親交を深めます。
開かれた多元主義です。
街の変貌が1番早い街です。
お店は3年で3分の2は変わります。
競争が厳しいわけですが、空いた店舗、事務所には直ぐに次の事業者が入ります。
シャッター通りになった事は有りません。
銀座はいにしえの街ではありません。
全国から世界中から、新興勢力が入って来るベンチャーの街なのです。
銀座医院37年になりますが、クリニックの総数はその間殆ど変わりません。
閉院する人がいても、そこで開業する人が日本中から銀座を目指して来ます。
その競争に打ち勝ってはじめて、歴史を誇る老舗となれるのです。
でも、今度のコロナショックは過去と違います。
家賃を払っているのはバーやレストランばかりでは有りません。
画廊も、クリニックも皆同じです。
銀座も様変わりになるのではないでしょうか?
次の銀座は誰が担う事になるのでしょうか?
成長でも、発展する事でも、勝つ事でも有りません。
今日と同じ様に、明日も生き続ける事だと思うのです。
毎朝目覚めると、この日記をしたためながら願うのです。

今日も湖山にコロナゼロ ご苦労様です 感謝致します

湖山グループ 代表 湖山泰成