【銀座湖山日記/5月8日】本日迄湖山に於いてコロナゼロ!

【銀座湖山日記/5月8日】本日迄湖山に於いてコロナゼロ!

3154927_s
緊急事態宣言が更に延ばされた現在、緊張の日々が続きます。
湖山に置いては今の今迄は、全職員全利用者コロナ感染者ゼロです。
素晴らしい事で、奇跡的だと、毎日この日記を書く度に皆さんに感謝します。
亡き聖道理事長の遺影に報告します。
コロナのない世界に行ってしまった父は今の日本の医療を見たらどう思うでしょうか?
父の医学部同期で公衆衛生学名誉教授をしていた先生に、私は銀座病院の頃からお世話になっていました。
泰成くん、もう日本では研究対象がないのだよ。
だから、東南アジアでしか研究出来ない。
公衆衛生学は日本では古典になってしまった。
20年位前鳥取へ行く機中でのお話を思い出します。
災害は忘れた頃にやって来る。
私は、首都圏大震災、東海地震、富士山大爆発を真剣に憂慮していました。
銀座の海抜は3メートルです。
銀座はほぼ全滅と思います。
銀座医院は歌舞伎座タワーの16階ですから、銀座で一番安心です。
このビルが倒壊するようだったら何処にいても助かりません。
小松左京の「日本沈没」が有名ですが、現実は小松左京の「復活の日」を暗示しています。
パンデミック、感染症の小説や映画は多数ありますが皆世界破滅、人類絶滅の物語です。
最悪の事態を想定し、最良の行動をとるべし。
と言うのが映画と経営学の教えるところです。
現代の経営学者は更に、「最速で最短の道を今すぐに」と付け加えるでしょう。
医療福祉は沢山の法律でガラス細工のように構築され、行政と一体の部分があります。
安定安全第一で、運営される事が義務付けられています。
でも、それは平時しか想定されていませんし、平時しか知らない人で運営されています。
目を覚まして下さい。
今は戦時です。
周りはコロナの山火事です。その大火は東京から始まり、やがて全国に及びます。
本来は社会に開かれた病院介護施設を目指している湖山グループですが、大火災の今は門を閉めて、湖山の城を守って下さい。
自分の命を第一に守って下さい。
毎日の様に職員がPCR検査を受ける事になりましたと言う報告が来ます。
今迄は全て陰性でしたと言う報告が来て一時ほっとしますが、明日はどうだろうかと心配の日々です。
何時感染施設閉鎖の報告が来ても仕方がない。
そう覚悟していても朝の始めにこのメールを湖山に送る事が今の私の心の支えです。
何時も皆さんの事を思っています。ありがとう。

本日迄湖山に於いてコロナゼロ!
湖山グループ 代表 湖山泰成