【銀座湖山日記/5月3日】試写会で逢いましょう

【銀座湖山日記/5月3日】試写会で逢いましょう

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映画友の会メンバーは脚本家や評論家を目指すも、学生運動への流れもあったと思います。
日曜洋画劇場の編集について、映画芸術論争が起き、納得出来ない淀川さんは欠席する様になり、政治論争についていけないノンポリ小学生も次第に行かなくなりました。
進学した中学校は日本で唯一学生運動の起きた学校です。
当時全校協議会委員だった私は、破られた窓ガラスやビラを集めて掃除したりして、温厚中立派として相変わらず1人図書室に閉じこもっていました。
それでも近くの清水谷公園からの「ベトナム戦争反対!市民連合」の提灯デモには参加した事があります。
小田実さんの「ベ平連」です。
提灯行列は暴力を否定するのどかな散歩のようでした。
考えてみると、平和主義の私の人生唯一のデモ参加です。

大学生になると試写会通いです。
新聞雑誌を見て、数えきれないほど葉書を出します。
人気映画は当選率がわるいので、別ルートに頼みます。
試写会の受付アルバイトは、早稲田、中央大学のミステリー研究会のメンバーが多く、受付で仲間が葉書を受け取ります。
その葉書をセーターの下に隠して外に出て、待っている何十人というメンバーに配るのです。
大入満員となった会場を見て配給会社の重役さんらしい人が、この映画は当たるぞう!と言っていたのを聞いて吹き出しそうになってしまいました。
でも、実際大当たりをしました。
続編も作られた「オーメン」です。
ブランドビルに建て替えられた、今はなき「銀座ガスホール」での事でした。
試写会や上映初日の入りで、ほぼ間違いなく興行収入が予測されます。
試写会や初日にサクラを動員してもその効果があるのです。
私はプレゼントで映画チケットを配る時、なるべく初日に行ってください、と頼みます。
初日初回には配給担当者が映画舘に来ています。
リサーチと言うより、大当たり商売繁盛を祈っているように見えます。
私も、その映画が評判となり、多くの人に観てもらえる事を祈ります。
こけると、この監督も俳優も次のチャンスがなくなるからです。
自分はチケット買って映画館で鑑賞する1人のファンでしかありません。
でも、良き映画ファンでいたいと思います。
試写会のあり方も変わりました。
公募抽選で一般多数を招待する試写会は殆どなくなりました。
試写会でしか映画を観ず、映画評論誌に批判ばかりする人を試写会に招待するのはもうやめようと配給会社が、考えたからと思います。
マーケットリサーチと実績結果重視のビジネスとなったからです。
民間興行商売繁盛!当たり前の事ではあります。
客観的評価批評と心からの励まし支援。
どちらも必要です。
経営で、そのバランスを保つのは難しいと、何時も思います。

健康繁盛!病魔退散!

構想37年 今年の最高作品の呼ばれも高い! 全国ロードショー
監督 巨匠 湖山泰成   出演 湖山グループ キャスト12000人
脚本 厚生労働省
配給 全国地方自治体 医療保険介護保険利用可

湖山グループ 代表 湖山泰成