【銀座湖山日記/4月27日】医療崩壊ではなく医療者疾病

【銀座湖山日記/4月27日】医療崩壊ではなく医療者疾病

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私は、ほぼ毎日在宅勤務でして一日中テレビニュースとメール、電話で終わります。
コロナ感染状況を把握しながら、世界として、日本として、そして湖山の病院施設として危険領域に神経を研ぎ澄ましています。
最近やっと、医療崩壊と言われる様になりましたが、私の実感は
医療法人が崩壊したわけではありません。
病院の建物が倒壊したわけではありません。
医療機器が故障したわけではありません。
医師、ナース、パラメディカルスタッフ全ての医療従事者が感染の危険に晒されながら人命を救っているのです。
そして自らの感染のために戦線を離脱しているのです。
東京では、救急病院にコロナ以外の患者も入院出来ない状況が増えつつあります。
職員当事者だけの事ではありません。
皆家族がいます。
今が戦争ならば、医療戦士は最前線で危険にさらされています。
国民は、その事を十分に認識して感謝して欲しいと思います。
国民が病気で死んでは産業復興も意味ないし、生活支援金も受け取る人がいなくなってしまいます。

今も尚、湖山では、職員にも患者ご利用者様にも感染者はいません。
この奇跡的な医療介護は、奇跡的に行われた訳ではない事を私は知っています。
日夜、24時間たゆむ事のない湖山全員の必死な努力の成果です。
スタッフ皆様に感謝するばかりです。

しかし、最近職員とご利用者の家族が要検査となり、陰性の結果が出てほっとする事が多くなりました。
家族が感染しても一家全員が自宅療養になります。
湖山とは貴方だけの事ではありません。
湖山の家族全員の命を守る事が、湖山の使命、理念、経営です。

自分の命を犠牲にしたら人の命は救えません
湖山グループ 代表 湖山泰成