おはようございます。昨日のブログで志村先生の新聞社取材の報告をいたしましたが、本日(2013年3月23日)の毎日新聞に、マナーハウスの記事が掲載されました。記事写真と、その下に全文を記載いたします。
(記事全文)
福祉施設に常設美術館
~だれでも鑑賞OK 地域の核に~
英国ケンブリッジ市在住のシルクスクリーン作家、志村博さん(64)の作品82点を展示する特別養護老人ホーム「マナーハウス横山台」(相模原市中央区横山台)が4月1日にオープンする。福祉施設に入居者や家族だけでなく、だれもがいつでも鑑賞できる美術館が常設されるのは国内で例がないという。
志村さんは東京都江東区で生まれ育った。東京教育大(現筑波大)大学院終了後の75年に渡英。ケンブリッジ州立アートカレッジで3年間、デザインや版画、印刷などを学び、シルクスクリーン版画の作家としてケンブリッジ市を拠点に創作活動に入った。
江東区の実家には昨年、自らの作品を展示するギャラリーを開設した。そこへたまたま鑑賞に訪れた、同ホームを運営する社会福祉法人「草加福祉会」(埼玉県草加市)の湖山泰成(こやま やすなり)理事長(57)が作品に魅入られたのが、施設を美術館にするきっかけになった。
マナーハウス横山台は特別養護老人ホーム(120床)だけではなく、ショートステイ(20床)と40人利用のデイサービスも行われ、利用者の家族や知人らも頻繁に訪れる。湖山理事長は「一般の多くの人が作品鑑賞に訪れて交流し、若者のカルチャー育成、シニア世代の充実した生き方を手伝える地域コミュニティーの核となる空間を創出しよう」との思いから、今回の“老人ホームの美術館化"を着想したという。
さらに「美術館の中に施設がある雰囲気を。生活とともにあるアートを」との考えから、展示場所は1~5階のロビーなど共用フロア、地域交流室の計17か所に分けた。同ホームは午前9時~午後5時の間は開放され、地域住民ら一般の人も鑑賞できる。志村さんは「住民にいつでも開放された福祉施設の美術館は世界でもまれ」と話す。
志村さんが創作活動に入った70年代後半から2000年ごろまでに制作した秀作を系統的に展示する。ケンブリッジ市周辺の田園風景、水辺の作品が多く、さまざまな色合いの空に淡い色彩の幻想的な樹木がたたずむ画想は、どこか北海道や東北地方の田園の光景とも重なり、心の潤いと郷愁を誘う画風だ。
23日午後1時から竣工記念式典が開かれ、湖山理事長と志村さんのアートセッションがある。問い合わせはマナーハウス横山台(042-759-5122)
さて、本日はいよいよ「マナーハウス横山台」落成披露会(13:00より)です!湖山代表(湖山グループ)と志村博先生のアートセッションも行われます。しっかりした対応で皆様をお迎えできるよう、朝から準備にまい進しています。全員一丸となって頑張ります!
※マナーハウス横山台は、4月1日のオープンに向けて準備を進めてまいりましたが、おかげさまでようやく整備も整いつつあります。つきましては下記の日程で内覧会を開催いたします。ご都合のよろしい時間にお越しください。
※日時 2013年3月24日(日)、25日(月) 両日とも10:00~16:00
(お問合せ)
住所:相模原市中央区横山台1-28-3
TEL:042-759-5122
FAX:042-759-5123
2013年3月23日 特別養護老人ホームマナーハウス横山台 開設準備室 塚平一成