【銀座湖山日記/11月7日】メールは、テニスかバトミントンか

【銀座湖山日記/11月7日】メールは、テニスかバトミントンか

経営指示は、タイミング。
つまり、スピード感がないと。
利用者より、感謝の手紙や、ご寄付を頂いたという、報告メールよりも、クレームの方が圧倒的に多い。
それも、すぐに、対応しないと、遅い事で、行政や警察に行かれるし、信用を失う。
部下を昇進させたいと言う相談より、不祥事を起こして懲罰にかけると言う相談の方が、残念ながら、多い。
しかし、施設長、部長クラスでも、私が指示しないと、弁護士にも報告相談しない幹部が、まだ、いる。
私にとって、メールは、問題を運んでくる手紙だ。
その日のうちに、いや、1時間以内に、何からしらの指示を出す。
しかも、CCで、同時に関係者に。
勿論、弁護士や、関係幹部に。
経営は、部下とも、敵とも、コミュニケーションだ。
殴られて、殴り返すのも瞬時。
好きな人を抱きしめるのも、その瞬間のタイミング。
様子を見たり、断ったりするものか。
でも、医療福祉の幹部は、とにかく、時間を稼いで、様子を見て、他の人の意見を確かめて、その上で、自分からは行動しようとしない。
火中の栗を拾う人は、本当に稀だ。
そのような少数の幹部が、湖山を支えている。守っている。
打たれてきた球を、瞬時に打ち返せる運動神経は、天性の資質なのか。
それとも、責任感のたまものなのか。
仕事は、他人との、テニスの打ち合いみたいなもの。
打ち続けるには、リズム感の相性がないと。
私は、中学校の時にバトミントンクラブにいた事がある。
条件反射的に打ち返さないと、間に合わない。
自分1人のリズムではなく、相手とのリズムをつかまないと、続かない。
相手が敵であっても。
ピンボンもそうだろう。
医療福祉では、1ヶ月かけて、1人で申請書類を書いたり、行政監査の報告書を待ったり。
あるいは、一年に一度だけ事業報告書を書いたり。
とにかく、マイペースで、じっくり時間をかけて1人でする書類仕事が多い。
その、マイペースでしか仕事が出来ない人が多い。
よく言えば、慎重で、他人の意見を良く聞く。
でも、戦いには、向かない。
敵が弾を撃ってきた瞬間に、こちらも弾を打ち返さないと。
私は、何時も、戦いの中にいる。

パルスオキシメーター 97・97・97
血糖 195 体温 36.4度

寄らば斬るド 居合い抜き 代表 湖山 泰成

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