30年も前の話。
私は、老人ホーム協会の講演会に行った。
講師は、年配女性の社会福祉法人の理事長兼特養ホームの施設長。
兎に角、威張る、威張る。
株式会社の有料老人ホームは、お客を選べるだろう。
お金持ちばかりを。
それに比べて、社会福祉法人は、選べないのだ。
崇高で、立派な大変な仕事なのだと言わんばかりだった。
質問の時間になっても、タジタジとなった、会社社長からは、手が上がらなかった。
怖いもの知らずの、最年少で、初参加の小生が手を上げた。
特養ホームと違って、株式会社の世界は、競争があります。
社会福祉は、行政が保証してくれているから楽ですよねえ。
と言ったら、苦々しい顔をして、返事はなかった。
実は、その法人は、数ヶ月後にお取潰しになった。
職員数が足らないのを、外国からの実習生を数に入れていたのだ。
あの、傲慢な態度は業界で有名で、職員が集まらなかったのだそうだ。
利用料の返還命令に従わなかった為に、お取潰しになった。
経営上、返還はできなかったのだろう。
だから、最後まで威張っていたのだ。
教育も、医療も、福祉も全てが、民間の自立で成り立たせようとしている。
利用者が、自由に選べる時代の到来。
病院も、介護施設も保育園も、厳しい競争社会になる。
選ばれる施設にならないと、経営的に生き残れない。
倒産か、合併統合リストラか。
職員は、働く法人と、経営者を選ばないと、人生を後悔する。
勿論、経営者も、職員を選ぶのだが。
本日職員新規PCR検査陽性者2名
ご苦労様です。感謝致します。
パルスオキシメーター 97・98・98
血糖 153 体温 36.1度
傲慢と不遜を憎む 代表 湖山 泰成
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