銀行の訪問を立て続けに受けている。
来年度以降の事業計画のヒアリングだ。
毎年の事ではある。
毎年、500名近くの新卒を採用して、施設もその分増えている。
当然、補助金も、借入も、増えている。
でも、それに見合う、売上も、利益も増えているので、緩やかな成長を保っている。
何の為の成長か。
一重に、常勤職員の給与を払う為である。
これから、高齢者も、保育園児も減る。
施設は、すでに、供給過剰で、閉鎖のニュースもある。
学校や、ホテルと同じで、利用者が減れば、職員はリストラされる。
銀行からは、インフレで、経費の増大についての質問があった。
最近は、電気代の値上がりが大きい。
医療も、介護保険収入単価も、上がるどころか、実質下がる方向なので、経営実態は、厳しい。特に未来は悲惨だ。
保育園も園児は減るのに、オムツのサブスクなどの、サービス競争もあるので、コストを減らすのは、難しい。
古くなった、不衛生な施設は、常に改修しなければならない。
20年以上の古い施設は、何時配管漏れが起こり、施設閉鎖となりかねない。
病院も、介護施設も、保育園も、30年毎に建替えるか、相当の改修を必要とする。
その為の借金の返済分の利益を確保しなければ、銀行は、お金を融資してくれない。
当たり前だ。
職員の給与も、建物設備の費用も、どちらも必要だ。
ハードも、ソフトも競争で、利用者に選ばれなければ、法人は、存続できない。
施設の生き残り競争だ。
ホテルやレストランと同じ、競争の厳しい、サービス業だ。
格式ある歴史のある、温泉自慢の温泉旅館も、建物が古くて、不潔だと、客は来ない。
建て替え、修繕、医療器具、遊具も、常に最新鋭を揃える。
そうでなければ、優秀なスタッフも集まらない。
利用者も納得しない。
湖山は、毎年新卒採用をし、職員の平均年齢を抑制し、人件費率の上昇を抑えている。
その上で、採用教育研修費用は惜しまない。
そして、若者達の為の、新しい、職場、ポストを創業している。
湖山Gは、常に時代のベンチャー、創業者。
そうでなければ、レストランやホテルのように、パートや派遣で、人件費を抑制しなければ、倒産してしまう。
若い職員の未来の職場を保証する為には、健全な成長を続けなければならない。
年長職員が、若者の未来を犠牲にしてはいけない。
先輩は、若者の未来への道を切り開いていかなければならない。
私達が今飲んでいる井戸は、先輩が掘ってくれた。
先代に感謝している。
でも、その水もやがて、枯れる。
未来の若者たちの為に、私は、今日も井戸を掘る。
明日、自分は寿命がつきるとしても。
本日職員新規PCR検査陽性者0名
ご苦労様です。感謝致します。
インフルエンザ予防注射を打ちました。
パルスオキシメーター 98・98・97
血糖 150 体温 36.1 度
井戸を掘る人 代表 湖山 泰成
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