今年の中秋の名月は9月10日の土曜日。
昔は、帰宅の深夜の夜空を眺めるのが日課だった。
満月の夜は、何故か幾らでも飲めるような気がした。
月を追いながら、飲み屋を渡り歩く時代もあった。
若かったのだ。
最近は、まだ、明るいうちに帰宅し、1人軽食を取ると寝てしまい、2時くらいに起床する。
身体時計が逆転するのは、初期認知症の症状だと思うのだが、身体の神経のリズムに任せるままだ。
とにかく、帰宅すると、神経が疲れ果てているらしく、目を閉じて、テレビのニュースを聞いているうちに、寝込んでしまう。
今日は、父の命日。
頂いた薄皮饅頭や羊羹や月餅を、山のようにお供えした。
明日からは、私がお下がりを頂く。
お酒をやめて、お菓子が大好きになった。
饅頭を好きな父をいつも揶揄していた私だが。
勝手なものだ。
久しぶりに、何年ぶりかで、我が家の屋上に出てみた。
中秋の名月の名残りを楽しもうと思ったのだが、雲がはっている。
満月は、雲に隠れて、ぼんやりしていた。
私の好きなターナーの風景画みたいだ。
一日中オンライン会議で発信している、明快で強い意見は疲れた。
月のお仕置きも、今夜は勘弁。
昼間は、竣工式や内定者入職式の挨拶のビデオ撮影をした。
我が目には見えぬ、来賓や新入職員の姿を想像しながらカメラに向かう。
毎年の通り、自分の信ずるところを正直に思うままに語る。
そうして、今夜の月を眺める。
1人眺める、イギリスの画家ターナー風の、ぼんやり名月も、また、格別。
オフビートのジャズが心に聞こえてくる。
ウイスキーの代わりのアイスティーがあれば、完璧だ。
本日職員新規PCR検査陽性者0名
ご苦労様です。感謝致します。
パルスオキシメーター 97・97・97
血糖 163 体温 36.6度
ぼんやり名月 代表 湖山 泰成
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