同じ演目のミュージカルを2度観て感じた事。
舞台は、生の人間の息吹きだ。
主人公の体温を感じる。
それに比べると、映画は、いつも涼しい館内で、観客もクールだ。
いくら感動しても、スタンディングオベーションなどしない。
私は、試写会で、率先して拍手をした事はあったが、流石に立ち上がったことはない。
スクリーンは何時も冷たくクールなのだ。
燃えるビルや、灼熱の太陽の下のジャングルのシーンでは、スクリーンの裏から赤外線を劇場席に当てたら、臨場感が出るかもしれない。
今の映画館は、大音響どころか、振動もある。
遊園地のジェットコースターに近い。
その手の座席は、実は私はあまり好きではない。
精神が、不安定になるのだ。
物語をじっくり楽しめなくなるのだ。
読書と同じ。
読書では、アクションシーンでも、肉体はドタバタしない。
脳内で、メタバースの世界を再現して、物語を解析しているので、肉体の感性は邪魔になる。
私が映画の世界に溶け込んでいる時というのは、自分が映写機状態になっている。
自分の脳内世界が、自分の体から、劇場スクリーンに映写されている。
そして、また、違う自分がそれを鑑賞している。
魂の人体乖離。命の人体遊離。心霊現象状態。
映画は、別の人生の物語を体験している。
でも、実は、自分の心の奥底をスクリーンに映し出している。
さらけ出している。
映画は、自分の心を映し出す鏡。
私は、これは、映画式自己分析療法と名づけている。
まだ、論文は書いていないのだが。
本日職員新規PCR検査陽性者2名
ご苦労様です。感謝いたします。
今朝のパルスオキシメーター 98・98・97
血糖 267 大仏サブレの天罰です。 体温 36.4度
銀座の大仏 代表 湖山 泰成
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