医療　福祉　介護

1.受け入れ背景

　中国大手不動産デベロッパーである上海由由（集団）股份有限公司との共同出資にて、2015年に設立した合弁会社「上海由由湖山養老投資管理有限公司」は、上海市中心部にある浦東新区にて大型介護施設の開業を目指しています。この施設では日本で介護技術を習得した現地職員が、帰国後日本式介護と現地の文化に合わせた質の高い介護サービスを提供出来るよう計画しています。
2017年11月に技能実習制度に介護職が加わり、受け入れ期間も5年となったことから、現地職員が日本式介護技術を円滑に取得することが出来るよう支援し、帰国後現地の文化にあった介護サービスを展開できるよう、本邦初となる介護職の企業単独型技能実習受け入れ先として、実習生受け入れを開始するに至りました。

2.幅広い研修カリキュラム

　全国展開している湖山グループの規模を生かし、サービス形態が異なる複数の施設、複数の地域にて研修を行うことで、介護技術のレベルアップならびにサービス形態別の管理手法、多職種連携、地域連携等を学習しスキルの向上を図ります。

① 社会福祉法人運営　介護老人福祉施設
重介護の高齢者を対象としているユニットケア施設にて研修を行い、以下の技術習得を目指します。
・個別ケアの在り方
・認知症におけるパーソンセンタードケアの在り方
・重介護者に対する支援方法
・アセスメント、ケアプランを基にしたケア方法 等

② 医療法人運営　介護老人保健施設
リハビリ、在宅復帰を目的とした施設にて研修を行い、以下の技術習得を目指します。
・機能訓練
・在宅復帰
・在宅支援の関わり方 等

③ 株式会社運営　特定施設有料老人ホーム
自立生活が可能となる施設にて研修を行い、以下の技術習得を目指します。
・ある程度自立して生活できる方への支援や関わり方
・レクリエーション等を通じ、実施の意義、参加の促進、具体的な方法、見守り
・個々の生活ニーズに合わせ、自由度の高い暮らしを継続するための関わり方

3.今後の予定

　2018年度中9名の受け入れを行い、技術習得後、3年～5年後に帰国し現地施設にて就業する計画となっています。
介護は文化と位置付けており、日本で習得した介護技術を現地職員が現地の文化にあわせてサービス提供することで介護が文化として根付き、医療・介護に関わる全ての人が幸せになるよう取り組んで参ります。
れ先として、実習生受け入れを開始するに至りました。
＜湖山医療福祉グループ＞
湖山医療福祉グループは「自らが受けたいと思う医療と福祉の創造」を基本理念に、31法人・242サービス拠点・596事業所を、全国各地で広域的かつ地域に密着した運営展開をしています。『こやまケア』として個別ケアを根幹にした取り組みを行い、お客様に選ばれる施設づくりに邁進しています。